書店員に学ぶ! 本選びの選定眼 ~広島ご当地本大賞ってナンダ?~

書店員に学ぶ!本選びの選定眼レポート

【光差し込むカフェに集合】

秋空の下、読書の秋に相応しい「本」を題材にした授業に、続々と集まる生徒さんたち。

授業を発表してすぐに満席になってしまったことからも、皆さんの「本」への興味が伺えます。

会場は、BAR&CAFE『LOTUS』

全面ガラス張りで、やわらかな陽光が差し込むステキな空間。

普段は夜だけ営業をしているこの場所を、特別に昼間に貸していただけました。

生徒さんたちには開始時間までの間に、つの質問に答えてもらいました。

<好きな作家、よく行く書店、好きな本のジャンル>

コーヒーやジュースを片手に、フリップに書くみなさん。

答えやすいものどれか問でいいですよ、と伝えていたのですが、

すべてに答えてくださる生徒さんが多かったです。

「こんにちは、尾道からきました、三島です」

先生は、尾道にある啓文社福屋ブックセンター店、店長の三島政幸さん。

書店員歴はバイトも入れてなんと年。

「とにかく本を読むのが好き」と話す三島さん。

冒頭の質問を書いたフリップを出し、生徒さんたちの自己紹介が始まります。

田口ランディ、ジュンク堂、自己啓発本、廣文館、重松清、エッセイ…。

それぞれの答えに、先生がコメントしていきます。

「廣文館さんは見せ方がうまいんですよね」

「ジュンク堂さんは、ほんとに量が多いんです、そしてポップがほとんどない」

本選びには、「読みたい本を探しに行く」パターンと

「おもしろそうな本に出会いに行く」パターンの2つがあり、

前者の場合、量が豊富なジュンク堂などのメガ書店へ。

後者の場合、独自路線を行くリブロや廣文館がおすすめ。

そして、ふらっと行って本を選ぶときには、平台にある本を手に取るのが良いのだそう。

特に、平積みになったベストセラーの隣になぜか置かれている本には、要注目。

それらは書店が推したい本で、推したいということは面白いということだから、と。

書店員さんもつまらない本は推薦したくはないのだそうです。

【広島本大賞のはなし】

みなさんは「本屋大賞」というものがあることをご存知でしたか?

売り場からベストセラーを生むために、書店員がいちばん売りたい本を選び

書店員が投票するという試みで年から行われているのだそうです。

この大賞がかなりメジャーになってきていて、最近では、出版社から書店員さんに「この本を読んでください」とアプローチがあるほど。

三島さんは、「この本屋大賞の広島版をやろう!」と、その火付け役になり、

広島県内の本屋さん&タウン誌スタッフさんたちと動いているそうで、

広島の魅力溢れる本を持ち寄り、ノミネート作品を選び、来年月にその大賞が決定するそうです。

現在のノミネート作品は作。

三島さんが推した本は、第回直木賞受賞作家、中島京子さん初の児童文学。

『ハブテトルハブテトラン』(ポプラ社文庫)

東京から母の故郷・福山市松永町に学期だけ通うことになった少年の成長物語。

とっても読みたくなったのは私だけではないはず(笑)。

【実際に本屋さんに行ってみました】

三島さんに本の選び方を教えてもらったので、さっそく選んでみよう!

と、つの本屋さんに行きました。

  1. 店目はパルコ5Fにある『リブロ パルコ広島店』。

とても物腰の柔らかい女性の店長さんに挨拶をして、店内を物色。

なるほど平台にある本は面白そうだ…。

店内壁際の文庫コーナーにはかなり凝ったポップが並んでいて、

このポップを見て本を購入した生徒さんが多かったです。

リブロに行くときは、ぜひ注目してみてください。

  1. 店目は、天満屋八丁堀店7・8Fにある『MARUZEN&ジュンク堂書店 広島店』。

  2. 月にオープンしたばかりのこちらは、県内最大級の品揃え!

メガネのさわやかな店長さんにあいさつし、広~~い店内をまわりました。