春の田舎は美味しいぞ!!~大朝田んぼゼミナール体験会~

合い言葉は、『大朝なう!』

広島市から車で約60分。“米どころ”としても知られる、北広島町大朝。 この日は4月だというのに少々肌寒く、あいにくの曇り空です。 半農半X(エックス)に興味ある人、田舎体験がしてみたい人、子どもと一緒に遊びにきた人… 様々な『農』『田舎』に興味を持つ人が大朝に集って、プチ田舎体験がスタートしました。 築およそ100年、通称『土居田屋』と呼ばれる古民家が今回の教室です。 修道大学 人間環境学部の環境プロジェクト演習の学生さんも一緒に参加し、 約30名という大所帯で非常に賑やかな授業になりました。 田舎体験のメイン先生は大朝在住の“百姓”松江貞夫さん。 “百姓”の名の通り、大概のことは何でもできる、知っている、 アラエイ(around 80歳)のキュートなオジサマです。 自己紹介の後はさっそく午前中の体験授業、 ヨモギ班とタケノコ班の2班に分かれて“収活”(収穫活動)開始。 さてさて春の気配はいかがなものか… 以下はヨモギ班レポート。タケノコ班の様子はフォトレポートでお楽しみ下さい。 今回収穫したヨモギは、可愛川(えのかわ:江の川水系の源流)に面した田んぼの脇に自生しています。 ヨモギは昔から煎じて薬にしたり、天ぷらにしたり、お餅に入れたり、ド定番の野草なんです。 ここの田んぼは無農薬で米を育てているので、ヨモギもおのずと無農薬。ひと安心ですね。 毛虫におびえながら、俯いてうっ血しながら、どんどんヨモギをチョキンチョキン。 根に近い、黄色く変色した葉は松江先生いわく「やっぱりおいしくない」とのこと。 摘み取る時に丁寧にトリートメントしていた方が、よりおいしく、手間も少なく召し上がれるわけです。 混ざった違う草も丁寧に除けて、各々袋一杯にヨモギを摘むことができました。 続いてタラの芽。前日に収穫可能のゴーサインが出たらしく、近くの竹やぶに移動します。 やぶの中にビヨヨーンと伸びるトゲトゲの茶色い枝。先っぽをのぞいてみると… おおっ、これが…、タラの芽じゃあーりませんか!! 薄緑色がニョキっとのぞいてカワイイのなんの!! そーっと枝をつまみ(トゲトゲ注意、軍手着用)芽を指でプリッと押すと、カンタン摘み取り完了。 「あんまり開ききってないのが好き」なんてしゃべりながら、トゲトゲにも負けず、タラの芽も大豊作。 収穫しながら、手を休めながら、田んぼに緑肥(りょくひ)として植えたレンゲ(5月ごろ満開の花畑が見られます)について、この辺りの集落について、松江先生のありとあらゆる知恵袋っぷりに時を忘れて聞き入ってしまいました。 その土地に生まれ、育って、暮らしてきた人。ただそれだけの話なのに何と興味深いこと! 収穫もお話も大満足したところで、ポツリポツリ雨の気配。ボチボチ帰りますかね。 各班が土居田屋に戻ると昼食の準備が始まります。 火起こしからの、羽釜でご飯炊き、餅米を蒸らす、採ってきた山菜などの下ごしらえ。 餅米を蒸らすといよいよ餅つきに移ります。若者男子を中心にみんなで交代しながら 「ヨイショ~、ヨイショ~」と威勢(だけ?)良くペタンコ、ペタンコ、ペッタンコ。 第1ラウンド終了後、つきたてのお餅をみんなでいただきまーす! すわ! この美味さ、別世界!! 特権階級な気分です。 ついた餅を室内に運ぶと別チームがおばちゃん先生に教わりながら、 ちぎって、丸めて、箱に入れていきます。 第2ラウンドが終わり、いよいよ最終第3ラウンドは、餅つき体験の集大成【ヨモギ餅】です。 一緒に蒸かしたヨモギと餅米。最初は優しくペッタンペタン。徐々にハードにペッタンコ、ペタンコ。 昼ご飯の献立はこちら。お食事がまだの方、美味しそうで申し訳ありませんね(笑)。  【しし汁】地元で獲れたイノシシをふんだんに使ったお汁。分厚い肉が贅沢にインされてます。  【羽釜で炊いたご飯】火起こしから「初めチョロチョロ~♪」の精神で。大朝田んぼゼミで収穫されたお米です。  【タラとヨモギ、タケノコの天ぷら】言うことなし。とれたて山の幸の何と瑞々しいことか!  【ワケギと酢イカのぬた】【きんぴらごぼう】【オオハの漬け物】地元の野菜を使った逸品たち。大朝伝統の味付けも嬉しい!  【白餅/ヨモギ餅】これまた大朝田んぼゼミ産の餅米を使用。ヨモギ餅は今回摘んだヨモギと奇跡のコラボレーション! まさに地産地消のオンパレード! しかも大朝の春の味わいフルコースでした!! ジン大生も修大生もみんな揃っていただきま~す。 「このタケノコばりうま!誰が獲ってきたんかいね?」「ハーイ!」なんて小芝居も打ちつつ、 もちろん舌鼓もしっかり打ちつつ、和気あいあいと食卓を囲みました。 外はますます雨模様…どころか、やや雪まじりの天気!! やれやれ、お天道様にゃ敵わねぇですな。 なので昼食後は、野外作業の予定を変更して、座学タイムに入ります。 まずは各々の班の体験レポート。 タケノコ班がヨモギ班に、ヨモギ班がタケノコ班に、それぞれ獲得したノウハウを伝授していきます。 タケノコの探り方、クワの使い方、おいしく食べられる長さは…。 ヨモギの生える場所、タラの芽の摘み方、近場の豆知識。 それぞれの班が発表しながら、先生も補足してくれて、何となく追体験できたような…。 そして座学も佳境に入ります。5月から始まる「大朝田んぼゼミナール」の説明です。 今回の教室を中心に全5回で行われる「田んぼゼミ」は今年で第3回め。 田植え~収穫までの米づくりを通して、大地とともに暮らす生き方を学びます。 一番の醍醐味は大朝に普通に暮らす方とのふれあいなんでしょうね。 今回のプチ田舎体験を通じて食、農、田舎と都市のあり方、知恵や技を繋いでいくことについて 大いに深ーく考えさせられました。 「田んぼゼミ」ではその答えが待っているんでしょうか? ハイ、待ってますよ! きっと!! 田舎暮らしに興味がある、おいしくて健康的な食材を探している、新しいエンタメ、子どもの遊び場… 動機はなんでもオッケーです。2013年の合い言葉は、『大朝なう!』 (レポート|ひろしまジン大学スタッフ キクイヒロシ) (写真|ひろしまジン大学スタッフ 三上亮)

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教室:土居田屋と周辺の里山

春うらら 梅・桃・桜 ふきのとう 冬の寒さに耐え、生き物たちが一斉に動きはじめる季節。 タネが根付いて、芽を出して、やがて花になって実を結ぶ。 太古の昔から繰り返されてきた『当たり前の営み』が 今年も無事に目を覚ましました。 そして…『大朝田んぼゼミナール』も第3期が始まりますよ!! 季節が来れば土を耕し、季節に合わせ種を蒔き、機が熟したらそれを食す。 『大朝田んぼゼミナール』とは、 一年間通して北広島町大朝に通い 大地と共に暮らす生き方を学び考えるジン大の人気ゼミです。 つい数十年前までは、暮らしに必要なもののほとんどは 自らの手で作り出すのが当たり前でした。 百姓とは百の仕事をこなす者のことだと聞いたことがありますが、 かつては何でも自分で作っていたし、そのための知恵も脈々と受け継がれていました。 さて、時を経たデジタルエイジの私たち。 いったどれだけのものを自分の手で作り出せるでしょう? この授業では田舎料理を学生たちで作りながら、 自然と共に生きる知恵を田舎暮らしから美味しく学びます。 築100年近くなる古民家で、 羽釜と薪でご飯を炊いてみたり、 餅米を蒸かすところから草餅をついたり、 伝統の料理を作ってみたり… また天気が良ければ、春の気配を探しに周辺の里山をフィールドワーク。 もしかしたら、わらび・ばかの芽、タラの芽などの山菜に出会えるかもしれません。 おじいちゃん&おばあちゃんの深いお話を聞きながら、 普段はなかなか体験できない『田舎暮らし』。 もちろん多少の手間は掛かりますが、 その手間が掛かる故、ひとつひとつの作業が面白く感じられるのではないでしょうか。 味はもちろん言わずもがな…「自分で作る」ってことは実は最高のスパイスかもしれませんね。 6月からスタートする『大朝田んぼゼミ』の体験会ともいえるこの授業。 まずは美味しい体験を通して、お腹いっぱい田舎暮らしの素晴らしさを知って下さい。 たくさんの参加をお待ちしております!! 【授業の流れ】 9:30  集合 9:40  会場(土居田屋)へ移動 10:00 授業開始  10:30 田舎体験①(もちつき・羽釜ごはん など) 12:00 お昼ごはん 13:30 田舎体験②(フィールドワーク など) 15:30 大朝田んぼゼミナール 第3期のご案内 15:45 記念撮影・レポート記入 16:00 授業終了 ※昼食代など1,000円 (保険代込) ※雨天・荒天の場合、フィールドワークを中止し別の田舎体験を行うこともございます。 ※ご夫婦で参加される場合はおひとり様ずつお申込み下さい。 ※お子さんの同伴も可能です。(ただし託児などの用意はございません。昼食代500円) 【集合時間・場所、交通手段】 お車か高速バスでお越しください。 ※集合は時間厳守でお願いします! ●高速バスの場合:9:15に 大朝IC降りてすぐのセブンイレブン [地図:詳しくはこちらから>>>] ▽大朝インターチェンジまでは、 広島駅から一般の高速バス(片道1,590円)が出ています。 広島駅発 8:00(浜田行き 高速バス)⇒大朝IC着 9:12  ※スタッフもこのバスを利用します。 ●お車の場合:9:30に わさーる産直館(広島県山県郡北広島町大朝2513-1) [地図:詳しくはこちらから>>>] 【持ち物】 ・昼食代:1,000円(保険料込) ・作業に適した服装   ※里山に入ります。汚れてもいい服をご用意ください。(必要であれば着替えも) ・タオル ・帽子 ・雨具(雨天決行です。天候に応じてご準備ください) 【当日連絡先】 070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局) ※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。 (授業コーディネーター 南澤克彦)

<先生>

松江 貞夫 / 百姓

大朝田んぼゼミナールで田んぼのノウハウを伝授してくださるお師匠さま。石油で農業をする前の昔ながらの暮らしぶりを知る生き字引。広島在住

<教室>

土居田屋と周辺の里山

住所:広島県山県郡北広島町大朝

現地のコーディネートをしてくださるNPO法人INE OASAの 事務局長 堀田さんのおじいちゃん家(土居田屋)と周辺の里山がフィールドです。

カテゴリ:【食/家庭科】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :15人

参加対象:どなたでも/田舎暮らし・農的暮らしに興味のある方、田んぼゼミナールに関心のある方

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