copyright© Hiroshima Jin University Network 2019. All rights reserved.

まちを伝えるプロジェクトin 西広島(己斐)~まちあるき、プロから学ぶ写真とコピー~

2014/12/12

 

 

西広島の街をPR、ポスターに。


古くから交通の要衝として栄え、児童文学「ズッコケ3人組」の舞台としても知られる西広島。

今回は西広島駅を基点にまちを歩いて写真を撮り、それに似合うコピーを考えて、このまちをPRするポスターを作っていく全3回の授業。
広島修道大学の大学生とひろしまジン大から約20名が集まりました。
会場は己斐本町1丁目で創業して35年目になる喫茶店ターボ(田中宏さん経営)です。

まず自己紹介と一緒に、皆さんに西広島への印象を一言発表してもらいました。
「駅から初めて降りた、何があるか楽しみ」「昔ながらの味のある街」「学生たちのたまり場」
イメージはさまざまです。

一日目の講師は、キクイヒロシさん。
撮る点での注意点や心構えを教わります。
「この1枚の写真で、何を訴えたいのか」
「一番大事なのは、自分のまなざしや思いを映り込ませる事」
「気持ちを込めて撮って欲しい」と熱く語っていただきました。

その後、田中さんから見どころを聞いて
目的地別に4グループに分かれ写真を撮りにいきます。
A 別れの茶屋
B 旭山神社
C ポンプ室
D 新己斐橋

テーマは歴史、文化、暮らし、なにコレ?です。

時おり小雪のちらつく寒さにも負けずスマートフォン、デジタルカメラ、一眼レフを手にいざ出発です。
人によっては新鮮に、または懐かしくも映る風景にシャッターを切る指にも思わず力が入ります。
時には住民の方との会話を楽しみながら、期限の1時間はあっという間に過ぎていきました。

数多く撮った中からポスター候補の写真3枚を選びます。
同じコースを通っていても、選んだ景色がほぼバラバラに分かれていました。

翌日、写真にPRのためのコピー(タイトルと説明文)をつけます。
2日目の講師は、キムラミチタさんです。
「ポスターは人に見てもらうもの。つまり相手あって成り立つものです。」
「見てもらう人は誰なのかを考えて作りましょう。」
「自分の写真を好きになっていますか?」

他の人の作品を見ていると、自信が揺らぐかもしれませんが
好きこそ物の上手なれ、ですね。
言葉を探す練習として、「コピー100本ノック」をしました。
1枚の写真を見て思い浮かんだ言葉をできるだけ多く書いていきます。
デザインの現場でも使われる手法で、ポイントは質より量だそうです。
西広島駅の写真をお題に100秒の中で書いていき
最も多く書いた人で17個でした。

次にペアを組んで、2分間で交互に写真3枚の説明をしました。
ここで相手が残したメモが参考になります。
自分が伝えたい言葉がなかったりすると、人に伝える難しさを改めて感じます。

終わったところでタイトルと2行程度の説明文を3枚分作ります。
言葉に迷った時には、選んだ動機や撮った時の状況(天候、エピソードなど)を思い出すと良いそうです。
出来上がると、衆院選の投票日に合わせて
全員の選挙でポスターにする1枚を決めます。
並んだ作品を審査していきます。投票所さながらの緊張感です。
参加者の民意を勝ち取った、それぞれの代表が決まりました。
これに写真に合った文字のフォントやレイアウトが加わり、
A3版のポスターが完成します。
3回目(1月25日)の授業でお披露目となります。

田中さんが昔の街の様子をしみじみと語ってくださる姿が印象的でした。
「何気なく見ていた景色に皆さんが興味を持ってくれ、楽しかった。」と講評をいただきました。
日々の慌ただしい暮らしの中でふいに通り過ぎてしまう風景も
目線や角度を変えてみると、ちょっと愛おしいものに見えてくるものですね。

次回は田中さん以外の住民の方も加わり、ポスターへの感想をいただく予定です。
長年暮らしていらっしゃる皆さんの目には
参加者の感性がどう映るのか、今からとても楽しみです。


■レポート/中村哲郎
■写真/三上亮

 

------------------------------------------------------------
<授業詳細>
 

2014年12月13日(土) 13時00分 ~ 2014年12月14日(日) 17時00分   

教室:ターボ(喫茶店)

 

鎌倉時代からその名前があるという歴史あるまち「己斐」。
そのまちは、那須正幹さん作の『ズッコケ三人組』の舞台としても有名です。
現在、ここは「西広島」とも呼ばれ、宮島街道の起点であると同時に、東西をつなぐ要所の一つとなっています。
この授業は、このまちを域内外そして、次の世代に伝えていくため、まち歩きをしながら、写真と言葉でこの地域の良さを切り取り、一緒に考えていく全3回のプロジェクトです。
第1回、第2回を踏まえて、まちのポスターを作成します!

みなさん自身のまちや地域を伝えていくヒントにもなるかも!?


【第1回】「写真で切り取る西広島(己斐)の魅力」
■日時:2014年12月13日(土)13:00~17:00
■教室:喫茶ターボ
■先生:キクイヒロシ(プロカメラマン)
プロカメラマンに写真の撮り方を学び、西広島(己斐)の町の魅力を探して歩きます。
身近すぎて知らなかった西広島(己斐)の魅力に出会えるかも!?
※カメラを持参ください。

【第2回】「まちに素敵なコピーをつける」
■日時:2014年12月14日(日)13:00~17:00
■教室:喫茶ターボ
■先生:キムラミチタ(ラジオDJ、放送作家)
第1回で撮影した写真に、改めてコピー(言葉)をつけていきます。写真が撮影された場所にぴったりの素敵な言葉を見つけてください。

※第1回、第2回へはできるだけ続けてご参加ください。


【第3回】「西広島(己斐)のこれからを語らう120分」
※完成ポスター発表会
■日時:2015年1月25日(日)14:00~16:00
■教室:己斐公民館
西広島(己斐)の町にゆかりある方々にお集まりいただき、参加されるみなさんと一緒に、西広島(己斐)のこれからを語らうトークセッションです。第1回、第2回で得られた材料をもとに作成したポスターの完成発表会も行います。


この授業は広島修道大学の主催事業です。
広島修道大学は、2013年度に文部科学省「地(知)の拠点整備事業」に採択を得て、「イノベーション・ブリッジによるひろしま未来協創プロジェクト(ひろみらプロジェクト)」を展開しています。ひろみらプロジェクトでは、本学が主導して、広島の自治体・産業界・NPO・諸団体等とともに、広島の未来を創る教育・研究・社会貢献を推進していきます。
このたび、西広島(己斐)の活性化を目指し、ひろしまジン大学と共同でオープンスクールを開講することになりました。このオープンスクールでは、地域と大学が協働で、西広島(己斐)の地域課題を理解し共有化しながらその魅力を発見することを目的としています。

 

 

 

 

 

 



※当該授業のチラシ(PDF)は、こちらからどうぞ!>>> (2MB)

 

 

<先生>

キクイヒロシ / フォトグラファー

1974年生まれ。大学在学中の98年よりフリーとして活動。ライブ、本通、カープ、ヒト、料理、オートバイなど、被写体となる万物に愛を注ぐ。本通マガジン「Φ(ウー)」誌上で写真コーナーも開設。 自身も新米パパであり、ひろしまジン大学カジダン・イクメンサークル「パパレモン」の発足メンバーでもある。

 

 

 

 

キムラミチタ / フリーパーソナリティ

1974年廿日市市生まれ。ラジオDJ、クラブDJ、ライター、イベントオーガナイザーなど様々な顔を持つ広島カルチャーシーンの兄貴。洋邦ジャンルを一切問わず音楽を追求する姿勢はストイック。自身の音楽ユニット”忍”では、大型野外音楽フェスティバルに出演するなどプレイヤーとしても活動中。アーティスト仲間も全国各地に増殖している。映画やアート、マンガ、料理などの造詣も深い。ひろしまジン大学・副代表理事。

 

 

<教室>

ターボ(喫茶店)

住所:広島市西区己斐本町1-13-7
西広島(己斐)で35年、地域に根付いた喫茶店です。

 

 

 

カテゴリ:【地域】
言 語 : 日本語のみ
定 員 :15人

参加対象:どなたでも。

 

 

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

最新記事

Please reload