copyright© Hiroshima Jin University Network 2019. All rights reserved.

ボンサイにコイする ~ミニ盆栽をつくろう~

2015/06/26

 

 

 

器の中に宇宙をつくる


かつて盆栽で日本一であった己斐(西広島)の町で盆栽の魅力を知る授業を行いました。
今回の教室は己斐にあるお寺、光西寺。
盆栽づくりは全く初めてという学生さん9人が集まりました。
素敵な盆栽ができますように、今日はお世話になりますと、まずは長上住職と一緒に仏壇に手を合わせて授業開始です。

盆栽について教えてくださるのは、古くから己斐の町で造園業をされている着能松太郎さん。2歳のころから自然と土いじりをしていて、そのころから数えると造園歴は30年以上。最初のあいさつで、先生からこんな言葉がありました。
盆栽を作っているときには「これはどうですか?」と質問して下さい。こうしちゃだめということはありません。木、苔、石を使って、器の中に自然の縮景を作り出すという基本があれば、他は自由に創造して下さいと。

先生の言葉に、どんな盆栽を作ろうかと頭の中でなんとなく想像しながら、さっそく盆栽作りをスタートです。まずは器と、メインとなる木、今回は松か紅葉を選びます。葉っぱの紅葉を楽しむなら、紅葉。幹の成長を楽しむなら、松。みなさん各々に器と木を合わせながら選んでいきます。この時点では木はまっすぐなものばかり。私たちがよく目にする、盆栽特有の曲がりくねった幹はこれからの工程で作っていくんです。

曲がりくねった幹を作るには、まずは木が右巻きか左巻きかを確認することが必要です。手で木をねじり、行きやすい方向がその植物の巻く方向。植物の性格に沿って針金をかけていきます。あとはどの位置に植物を配置したらいいのかなど、器と植物との空間を見ながら、木を曲げて行きます。ちょっとした曲げる角度で植物の表情が変わっていくため、みなさん無言で盆栽作りに没頭されていました。

次に器の中へ土を入れて苔をはる作業、白い石(寒水石)を並べる工程へと進んで行きます。山や森、川など各々の思う自然の縮景、完成図を想像しながら、土を丸く盛ってみたり、平らにしたりと形を作って行きます。形ができたら、今度は苔(ハイゴケとギンゴケ)をはる作業です。苔を張ると一気に盆栽らしくなってきました。苔を器からはみ出さないように、やさしく貼り付けていきます。この頃になると、みなさん自分が作られた盆栽が愛らしくなったようで丁寧に扱われている様子が伺えました。

最後に寒水石を石の方向を見ながら丁寧に並べて行きます。この最後の工程がとっても肝心で、石一つの向きを変えることによって、盆栽の表情が変化していきます。みなさんが作られた盆栽一つ一つを先生が最後に確認をしながら、形作っていきます。器、木、苔、石と、使っている素材は同じなのに出来上がった作品は10人10色。作られたみなさんの個性が盆栽に表れます。

盆栽というと、とっつきにくく、作るのはハードルが高いイメージがありましたが、「器の中に宇宙をつくる」、「自然の縮景をつくる」という先生の言葉と、みなさんがとっても楽しそうに作られている様子を見ていて、今度は自分も作りたくなりました。

盆栽の寿命は100年以上。今回作った盆栽が、もしかしたら次の世代まで引き継がれるかもしれませんね。


■レポート / 大田 真奈
■カメラ / 角田 茜

 

------------------------------------------------------------
<授業詳細>
 

2015年06月27日(土) 13時00分 ~ 15時00分   

教室:光西寺

 

 

かつて己斐は盆栽で日本一でした。
現在でも植木屋さんが多く、当時を偲ぶことができます。
Bonsaiは海外でも人気で、今や世界的な趣味となっています。

そうはいっても、盆栽に触れたことのない人にとっては
どうやって始めたらよいのか分かりにくいものだと思います。
そこで、今回は代々己斐で造園業を営んでいる
着能(ちゃくのう)松太郎さんと一緒に、
ミニ盆栽をつくりながら盆栽について学んでいきます。

盆栽をつくってみたい方
盆栽のノウハウを知りたい方
盆栽初心者OK!ご参加お待ちしています。


【授業の流れ】
12:45 受付開始
13:00 授業開始
1.挨拶、先生紹介
2.先生のはなし
3.ミニ盆栽づくり
14:50 記念撮影・レポート記入
15:00 授業終了

【集合場所】
光西寺(広島市西区己斐中2丁目23-3)

【持ち物】
筆記用具
盆栽作業できる服装
※材料費として2,000円を頂きます。

【入場】
集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。
なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。

【交通手段】
お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。

【当日連絡先】
070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局)
※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。

(授業コーディネーター 河野宏樹)

=====================================================
※当授業は無料の学生登録をすることで、どなたでも受講できます。
ご希望の方はお申込画面へお進みください。
=====================================================

 

 

 <先生>

着能 松太郎 / 庭能花園代表

緑のお仕事全般。生産(花卉など)・花屋・園芸屋・造園・植木屋・エクステリア。家を建てること以外でしたら、何でもやっています。1級造園施工管理士。

 

 

<教室>

光西寺

住所:広島市西区己斐中2丁目23-3
アクセス: ボン・バス 広電己斐団地線 己斐小学校バス停から徒歩5分
 

己斐小学校の近く。己斐のバス通りから一歩はなれた場所にひっそりとあります。心落ち着かせて授業を受けるのにぴったりな場所です。

 

 

 

カテゴリ:【生物】
言 語 : 日本語のみ
定 員 :10人

参加対象:どなたでも

 

 

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

最新記事

Please reload