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~ラマダン1日(断食)体験!わたしたちの知らないイスラムの世界~

 

 

 

私たちもそれぞれ違うように、ユニークな文化を持っているだけ。

 

 東京オリンピックを二年後に控え、私たちの住む広島でも多くの外国人観光客を見かけるようになりました。ヒジャブ(イスラム教徒の女性の方がかぶるスカーフ)をつけた方も、よく目にするようになりました。

 

 キリスト教に次いで、世界に二番目に信者が多いイスラム教。 イスラム教を信じる人々が大切にしているラマダン。日本では断食、のイメージがあるのではないでしょうか。今年で三回目のこの授業。ラマダン月にイスラム教の方々と一緒に日没後の食事(イフタール)をご一緒させて頂きます。

 

 場所はいつもの、広島イスラーム文化センター。 先生はおなじみ、シリア出身アブドゥーラ・バセムさんです。

 

 まずは、バセムさんから日本でのイスラム教のことを教えていただきました。 日本にイスラム教が入ってきたのは、120~100年前。日本で現存する一番古いモスクは神戸に。現在日本でのイスラム教徒は約10万人。内九割は留学生。実は、広島県内にも、約1000人のイスラム教徒がいらっしゃるそう。

 

 次にイスラーム文化センターの建物を案内していただきます。 食事をみんなで食べる場所や、ムスリムの家族が住んでいる場所、お祈りの場所があります。お祈りは男女別々で行う為、入り口、お祈りする場所、身を浄める場所も男女別々です。お祈りの場所は、メッカの方向に向かってじゅうたんが敷かれています。

 

 お祈りが始まるまでの間、信者の方々が続々集まってきます。久々の再会を喜んだり、子どもたちもたくさんでとても賑やか。まるで親戚同志が集まった日本のお正月のようでした。 お祈りのあとは、男女わかれてイフタール(一日の断食破りの食事)。「どうぞ!どうぞ!」と、全く初対面の私たちにムスリムの方々が、屈託ない笑顔で声をかけてきてくださいます。席を譲り合ったり、イスラム教徒同士初対面でも交流を深めたりと、賑やかなお食事会です。

 

 最後は、授業の参加者全員で感想をシェアしました。 今まで、テレビでしかイスラム教をみてなくて、正直怖かったが今回参加してガラッとイメージが変わった。 世界中のイスラム教徒が同時にお祈りをしているのはすごい。 自分は東広島にいるはずなのに、一瞬どこにいるのかわからなくなった。 イスラム教の方々の信仰心を知る中で、逆に日本人について考えました。 など様々な感想が。

 

 今回3回の授業全てに参加した私。 最初は初めて関わるイスラム教の皆さんにドキドキしていました。正直、わからないことだらけで、少し怖かったのも事実です。 異なると勝手に思って敬遠していることも、まずは「知る」ことの大切さに、改めて気付いた授業でした。

 

 “ムスリムだから”と美化したくはない。ただ“ムスリムだから”という理由で壁を作りたくもない。ただ、私たちもそれぞれ違うように、ユニークな文化を持っているだけで、私たちと何も変わらない。そんな素敵な人たちに出会えた授業でした。

 

 

■レポート/今田 和美
■写真/鹿渡 成樹

 

 

 

2018年6月9日(土) 開催授業
~ラマダン1日(断食)体験!わたしたちの知らないイスラムの世界~

・教室:広島イスラム文化センター(東広島市)

・ゲスト:イスラム文化センターのみなさん アフガニスタン、アフガニスタン、インドネシア、パレスチナ、マレーシアなど 現在広島在住のイスラム文化圏の方々

 

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