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広島と長崎の若者がかたる、『平和教育』とわたしたち

2018/08/04

広島と長崎の若者が語る、「平和教育」とわたしたち

 

73回目の広島原爆の日を前にした8月4日の夜、「平和教育」を語り合うために多くの人が平和記念公園そばのソーシャルブックカフェ・ハチドリ舎に集いました。

ハチドリ舎では、これまで3回にわたって学校の先生や新聞記者などをゲストに「平和教育」について語り合ってきましたが、今回はひろしまジン大学とのコラボ企画として、長崎からの若者も迎え、広島と長崎のそれぞれの被爆地で行われてきた「平和教育」について語らいました。

 

パネリストは長崎から参加の林田さん、工藤さん、ハチドリ舎の安彦さん、瀬戸さん、広島の若者代表で谷川さん、ミュージシャンのガイさん、そして進行役としてひろしまジン大学から平尾代表が参加しました。

 

パネリストの自己紹介に続き、参加者されたみなさんも、グループに分かれて自己紹介を行い、今回参加したきっかけや自身が受けた「平和教育」などについて紹介し合いました。広島、福山だけでなく、東京や沖縄からの参加もあり、参加者の皆さんの思いも一部全体で共有しました。

 

その後、林田さんと工藤さんから長崎で行われている「平和教育」の現状について紹介してもらいました。広島と同じように「平和教育」学のような確立した理念や共通認識ははっきりしない面もあるため、中学校では教員によるばらつきはありますが、小学校では「調べ学習」からその学習から学んだことを表現する活動につなげる取り組みが行われています。

 

また、長崎市内にある活水高校では授業で「平和学」があったり、部活動で「平和学習部」があったりと高校生の平和活動で中心的な役割を果たしていることを紹介してもらいました。また、長崎市ではこれまでの「一方通行」の平和教育から「対話」を重視した平和教育への見直しもスタートしています。若者の取り組みもインプットだけでなく、アウトプットも重視した活動を行っています。また、平和記念式典でも若者が前面に出て活動することが多く、運営にも携わっています。「ぴーすマルシェ」というイベントを主催する活動もありますが、課題として若い来場者が少ないことが挙げられ、新たに活動に参加する取り組みも必要になっています。

 

長崎における「平和教育」への取り組みの紹介の後、会場内で、ここまでの話の中での気づきや感想のシェアリングを行いました。長崎では若者が参加する機会が多く、そのベースとしての「平和教育」があってもいいのではという意見が出されました。また、広島だけでなく、沖縄でも若者がさまざまな取り組みに参加することが少なくなっているのではないかという感想も聞かれました。

 

最後に全体を通しての気づきをシェアしました。今回のイベントについては参加者へのインプットの時間とその後のディスカッションのバランスの難しさや内容がマニアックすぎているというイベント自体の課題が挙げられました。

その解決策の一つとして、平和学習や活動に「楽しさ」や「面白さ」を見いだすことが参加者を増やしたり、続けていくポイントではないか、との意見が出ました。そのためには平和についての考えが「自分のこと」としてとらえることが大事であり、そのための一つの活動事例としてあげられた「ヒバクシャと出会うカフェ」では被爆者の方と語り合うことで、原爆が遠い過去の話ではなく、知り合いのこととして捉えることができ、「自分がどう行動して、貢献していけるか」と考えることができる、との紹介がありました。

 

また、イベントの展開の一案としてライブハウスでDJが参加者が平和教育について書いたことを読み上げ、パネリストの意見だけでなく、参加者の意見をもっと紹介してディスカッションしたいという意見も出されました。

 

「平和教育」についてはそれぞれの個々人でさまざまな考え方や捉え方があります。

次回はアウトプットをメインとした会を開催することがこの場で決定!

「平和」は1人1人の意見や考えを認めて、尊重することからスタートします。

さまざまな人々の意見や考えをきく、チャンスになりますので、次回も是非参加してみてください。

 

■レポート/柳 雄輔

■写真/福岡 奈織

 

 

2018年8月4日(土) 開催授業
広島と長崎の若者が語る、「平和教育」とわたしたち
・教室:Social Book Cafeハチドリ舎(広島市中区)

 

 

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