copyright© Hiroshima Jin University Network 2019. All rights reserved.

ジン大の社会科見学シリーズ #13 福留ハム株式会社

2015/04/18

 

広島が誇るソーセージの源を探ろう


 突然ですが皆さん、朝食やお弁当にかかせないものは何ですか?
「もちろんソーセージ!」と即答する方、かなり多いのでは?
「花ソーセージ!」と元気よく答えたあなた…はい、立派な広島人です(笑)

 4月18日、「ジン大の社会科見学シリーズ」第13弾として、実はローカルな人気商品・花ソーセージの製造元である「福留ハム」を見学してきました。工場としては珍しい土曜日見学の上、ソーセージ作り体験もできるということで、募集開始から申し込みが殺到でした。

 広島市内からバスで約40分、安佐北区三入南にある工場の正面玄関に集合し、簡単な自己紹介の後、見学担当者に案内されて工場の中へ。通された会議室では、ズラリと飾られた会社や商品の歴史を物語る写真や資料に一同興味津々で、これから始まる見学への期待感が膨らみました。
 挨拶の後、工場を紹介する25分間の番組を視聴。大正8年(1919年)に福原留治が創業した精肉問屋から、娘婿の中島治が戦後、当時は高級品だったハム・ソーセージ製造に目をつけて、福留ハム製造所を開設。松竹梅の蒲鉾にヒントを得た花ソーセージのヒットにより、右肩上がりに成長していくも、21世紀に入ってBSE感染による風評被害の影響で経営が赤字に。時代に翻弄されるも、社員一人ひとりが経営者意識を持つことを推奨する社員憲章を作成し、企業改革による組織強化を始めたとのこと。そして、毎年ヨーロッパで開催されている、ハム・ソーセージのコンテストに応募し、上位入賞を果たすことで、ブランド力が強化されていきました。また、社員全員が自由な発想で商品を提案する「全員提案制度」を導入。実際に社員が提案した「もみじハンバーグ」が商品化されています。

 会社の熱き歴史に胸を躍らせたところで、いよいよソーセージ作りへ!会議室でマスクとビニール帽を被り、1階の調理室へ移動。ビニールエプロンを着け、室内を見渡すと、ボウルに入ったミンチ肉と、注射器のような器具、そしてソーセージを形作るのに不可欠な薄い羊の腸が、4つのテーブルそれぞれに置いてありました。
 調理担当者の説明に真剣に耳を傾けた後、ミンチ肉に粘りを出すように捏ね、注射器のような機器に詰め込み、先端に羊の腸をセットして、ボタンを押してミンチ肉を羊の腸に押し出していきます。2人1組で、それぞれ機器のボタンをゆっくり押したり、薄い腸を支えながら均等に肉が入るように調節しながら、ソーセージが形成されていく過程に、参加者一同の目は子供のようにキラキラと輝いていました。
 ミンチ肉がたっぷり詰まった羊の腸は、数か所をくるっとひねって、少し不揃いながらもおなじみのウィンナーソーセージの形に。余った肉はラップで包んで、全て80度で15分ボイルしていただきます。

 器具を洗って調理室を出たら、ウィンナーソーセージの製造~包装までの見学です。
最初の製造の部屋では、材料が引っ切り無しに流れてきてはひねって…という工程を繰り返す中、羊の腸(7~9m。1等分は25mですが、使いやすいものを仕入れているとのこと。腸が乾かないように、地下水が絶えず流れていました。ラインは7つあり、3ラインが同じ商品を製造しているとのことです。
製品は窯に入れられてしっかり乾燥され、濡れたままだと色むらが出るのでスモークし、桜の木のチップで燻すことで硬く茶色くなり、あの「ポキッ」という歯触りが出て、保存性も高いソーセージが出来上がります。その後はクリーンルームに入り、冷蔵庫で10度以下に冷やされたら、最後は包装です。1秒で2パックを包装する機械にかけられた後、手作業で箱詰めされ、店頭へと旅立ち、私たちの元へ届く…という姿を目の当たりにして、興奮を隠さずにはいられませんでした。

写真撮影NGゆえ、瞳に工場の様子をしっかり焼き付けると、会議室に戻って試食タイム♪先ほど各グループで作ったソーセージと、福留ハムさんの主力商品であるホワイトシンケン(ハム)とつるし炙り焼き豚に舌鼓を打ちました。「くまモンのパッケージを採用した商品は、売り上げが倍になった」など、ご担当者の軽妙なトークもあいまって、心からの至福を一同味わいました。
最後に一人ずつ、手作りソーセージや花ソーセージなどのお土産を頂いた上、売店でも自腹でお土産をたらふく購入し、皆さん最高の笑顔で福留ハムを後にしました。

 いつも何気なく口に入れているソーセージを作る工程を、実際に経験したり目の当たりにすることで、より身近に感じることができた、約3時間の見学でした。
1人1000円で、心もお腹も満たされて、一生の思い出ができる福留ハム見学、おススメですよ!

■レポート / 伊澤 志保子
■写真 / 鹿渡 成樹

 

------------------------------------------------------------
<授業詳細>
 

2015年04月18日(土) 13時10分 ~ 16時00分   

教室:福留ハム株式会社 広島工場

 

ひろしまジン大学社会科見学のシリーズ第13弾は福留ハム株式会社を見学します。
広島人なら、あの有名な花ソーセージのコマーシャルを見たことのない人はいないはず!
本場ドイツのハム・ソーセージ造りの技術を継承する福留ハムの、
ウインナーの製造ラインの見学と、ウインナー作りを体験します。
創業90年以上の歴史を学びながら、
ウインナーの魅力に触れてみませんか?

~~~~「ジン大の社会科見学シリーズ」とは~~~~~~~
広島には国内のみならず、世界でも注目される優良企業がたくさんあります。 
そんな活躍する企業さんも、私たち広島人にとって誇りのひとつ。
また、普段の生活で関わりながらもあまり知らない公共施設も多いのでは?

このシリーズは、
広島県内にある会社や工場などの『見学ツアー』に参加する特別企画です。
オトナの視点で社会科見学してみませんか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【見学の流れ】
13:10 福留ハム広島工場 正面入口に集合
13:30 社会科見学開始
・概要説明
・DVD上映
・ウインナーづくり
・ウインナー製造ライン見学
・質疑応答など
・集合写真
16:00 終了

※工場内での飲食のための食品持込はお断りさせていただいております。

【集合場所】
 福留ハム広島工場 正面入口

【持ち物】
筆記用具
参加費1000円(材料費)

【入場】
集合場所へは、集合時間までに必ず集合して下さい。

【交通手段】
JR可部線『可部駅』よりバス(広島交通、広電バス)『下町屋』で下車
乗車時間:約15分程度(H26.6月現在)

【当日連絡先】
070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局)
※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。

(授業コーディネーター 古川智恵美)

 

<先生>

街のみなさん / ・_・

ひろしまジン大学の先生は、広島に関わる人たち一人一人。 みなさんが思い、暮らす「広島」を教えてください!

 

<教室>

福留ハム株式会社 広島工場

住所:広島県広島市安佐北区三入南1-7-20
 

1919年創業。お客さま第一に食文化の創造、提供に努めている。花ソーセージを初め、ハム・ベーコン・ソーセージの製造販売を行なう。

 

 

カテゴリ:【社会科見学】
言 語 : 日本語のみ
定 員 :16人

参加対象:小学3年生以上

 

 

 

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

最新記事

Please reload