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ロケットストーブってなんだ? ~自作できるストーブと”適正技術”~

2014/02/15

 

ロケットストーブを楽しむ


 みなさんは、「ロケットストーブ」って知っていますか? どんな物を想像しますか? 恥ずかしながら、私は、ペットボトルロケットを思い浮かべてしました。 また、暖をとるだけの、ストーブを思い浮かべる人も多いと思います。今回は、暖も取れて、料理もできるストーブの手作り体験をしました。 
手作りでストーブを作ることができることを知り、作るのは大変ではないか?難しいのではないか?できるかなぁ?という不安と、自分でストーブを作って、それが自分独自のものだなんて、ちょっと素敵だなぁ、本当にできたらいいなぁ、どんなのができるのだろう?という期待が交差しながら参加しました。

 今回は、ロケットストーブの第一人者である、石岡敬三先生を招いて、先生の貴重なお話を聞き、暖をとるだけではなく、煮炊きもでき、環境にもお財布にもやさしく、燃費も良く、その辺にある材料で簡単に作ることができるロケットストーブを作りました。参加者数は10名、そのほとんどが女性でした。

 まずは、本日のスタッフ紹介に続き、参加者の自己紹介をしました。その後スライドを見ながら、ロケットストーブの歴史、ロケットストーブとの出会い、構造、種類、応用等のお話がありました。
まずは歴史について、ロケットストーブの原型は、ダコタ・ファイヤーホールと言うもので、地面に穴を2か所掘っただけの簡単なものだったそうです。煮炊き用に使用されていたそうです。
同じ原理のものは、すでに1780年、フランスで円形の芯とガラスの煙突でつくった明るい燃費の良いランプとして応用され特許を取得されました。これは、ランプの用途だけではなく、お湯を沸かすのにも利用されたそうです。

 ストーブは日本では、暖房用の道具として理解されることが多いようですが、諸外国では燃料を燃焼させることにより熱を発生させる装置の総称として考えら得れており、クッカーとヒーターの2つの用途がある装置をストーブと呼ぶことが多いそうです。

 アメリカの雑誌でロケットストーブが紹介されているものを目にし、日本三次で実際に作ってみたことが、広める活動を始められたそうです。
構造は3重構造で、芯となる筒と燃料を燃焼させる筒をつなげ、外側のオイル缶と芯の間にもう1つ筒をU字型に切り取り燃料を燃焼させる筒が通れるようにします。芯とそれを包む筒の間に断熱材を入れ、土で蓋をし、一番外側の缶に2箇所、燃料投入管用と、煙突用の穴を開け、燃料用の筒と煙突用の筒を接続固定し、出来上がり。大きさも形も様々で、トマト缶サイズでも作れるそうです。また用途によっては、床暖+クッキングヒーターとしても利用できる実例の紹介もしていただきました。私のお気に入りは、小型で発電もできるロケットストーブです。気候がよくなったら、ベランダにテーブルをセットして、ちょっとした、料理を作って食べるのって素敵だなぁと思いました。

 また、韓国でもロケットストーブを推奨されている方がいらっしゃり、韓国では“おんどる”と呼ばれており、日本より普及が進んでいるようです。第2次世界大戦中、戦後は韓国では多森林伐採の問題も一時は起きていたようです。

 このようなお話を聞いた後、さていよいよ工作です。先生の指導のもとノミやハンマー等の工具を手に、みんなで協力しあって、1台のロケットストーブをトンカチトンカチと作り上げました。これは個人的な感想ですが、これは婚活にも有効なのでは???なぁ~~んて、思いました。

 出来上がった、ロケットストーブを川の土手にみんなで運び込み、実際に暖を取りながら、焼き芋を作ってみました。当日は、風が強く火がなかなかつかなかったのですが、火がつくとだんだんと暖かくなり、おいしそうな焼き芋ができ、みんなでホクホク、フーフーしながら食べた焼き芋はとてもおいしかったです。


■レポート/西中 八代美
■写真 /川成 一葉

 

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<授業詳細>
2014年02月15日(土) 10時00分 ~ 13時00分   

教室:ジン大ベース

 

「これからのエネルギーはどう確保していけばよいのだろう…?」

3.11を境にそんな想いが頭をよぎった方も多いのではないでしょうか?
薪と炭、それにロウソクってのが、文明開化前の日本のエネルギー。
今では石油・石炭・ガス・原子力・水力…
遠くの大きいプラントで作るエネルギーが主流になっています。

しかしながら、化石燃料は埋蔵量、原子力は安全性に不安を抱えているetc…
それに代わるモノが求められている状況です。
そんな中、時代遅れと見做されて、半ば金持ちの道楽くらいに思われていた
『薪ストーブ』が、にわかに注目を集めています。 

きっかけはアメリカで発明されたロケットストーブ。
燃焼効率が従来の薪ストーブより3倍いいという代物です。
これを日本で最初に導入したのは、なんと広島県三次市。
その後、県北を中心に導入が進み、2009年に日本ロケットストーブ普及協会が設立。
マニュアル本も出版されました。
現在ではジワジワと噂が噂を呼び、全国に手作りストーブを作る人が増殖中。
いまや知る人ぞ知る秘かなブームとなっています。

日本のみならず、”Rocket Stove”あるいは”Rocket Mass Heater”というキーワードでググれば
各国のさまざまな自作ヒーターをみることができるほど世界中に広まっています。

今回はそのブームの仕掛け人のひとり、
日本ロケットストーブ普及協会の石岡さんを講師に、ロケットストーブの基本と最新事例を学びます。
また、先生のインストラクションの元、参加者のみなさんと簡単なストーブを実際に制作。
そのストーブを使って、簡単な調理(焼き芋とコーヒー)を楽しみたいと思います!! 

ロケットストーブはプロの技術や科学の粋を尽くしたハイテクなものではありませんが、
自分で作って自分で使う分には十分な素晴らしい技術です。
このような「ちょうどいい技術」を”適性技術”と呼び、
ストーブのみならず、様々な分野で個々人のレベルでの研究が行われ、惜しみなく情報が公開されています。
今年3月15日、16日には、
日本初の「適性技術の国際イベント(私はストーブだ! inひろしま)」も企画されているとのことで、
その辺りのお話も伺ってみたいと思います。

ロケットストーブと適正技術。
これからの未来の可能性を見にいってみましょう♪


【授業の流れ】
9:30 受付開始
10:00 授業開始
10:00 オリエンテーション
10:15 講義 / ロケットストーブとは
   1.基本原理 2.事例紹介 3.最新情報 4.適正技術
11:00 実習 / ロケットストーブクッカー制作 
   みんなで一台作ります。
12:00 体験 / ロケットストーブを使って簡単な調理 
13:00 授業終了

【集合場所】
ひろしまジン大学事務所

【持ち物】
・筆記具
・軍手
・マイカップ
・300円(コーヒーと焼き芋代)

【入場】
集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。
なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。

【交通手段】
お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。

【当日連絡先】
070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局)
※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。

(授業コーディネーター 南澤克彦)

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※当授業は無料の学生登録をすることで、どなたでも受講できます。
ご希望の方はお申込画面へお進みください。
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<先生>

石岡 敬三 / グローイングピース代表 日本ロケットストーブ普及協会 会員

広島県府中市在住。1995年、自然エネルギーで平和を作るため「グローイングピース」を設立。同代表。ほか、自給自足に役立つ道具の作り方、使い方や知恵を学ぶ「オーガニック生活学校」などの事務局を担当。最近のキーワードは“適正技術”。

 

 

 

<教室>

ジン大ベース

住所:広島市中区寺町6-15 上森ビル1階
アクセス:広島電鉄「寺町」駅より徒歩2分
 

ひろしまジン大学の事務所です。
事務局や教室として活用する一方、情報や人材など『交流』を生むオープンスペースとして、今後サロン的役割も果たして行きます。閑静な寺町の一角からどんな未来が生まれるのか?乞うご期待!!

 

 

 

カテゴリ:【図工】
言 語 : 日本語のみ
定 員 :8人

参加対象:どなたでも / ロケットストーブ・アウトドア・自然エネルギーに興味のある方

 

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