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発見!インディーズ映画の魅力 ~ひろしま映像展を覗き見しよう~

2011/03/19

 

映画好きによる映画好きの広島人のためのインディーズ映画


みなさんインディーズ映画って何か知ってますか?
アマチュアの方が自主制作する映画のことなんだそうです。私はイメージだけで古い映画なんだと思ってました。
こんな感じでインディーズ映画のことを何も知らずに、授業に参加してきました。

今回の教室は広島映画センター。
受付をすませ奥の部屋に行くと、そこには小さめのスクリーンと壁一面に映画のフィルムが!

午後3時、授業が始まりました。
まずスタッフから注意事項がありました。
「携帯はマナーモードにしてください」
なんだか本物の映画館みたいでわくわくしました!

そして今回の先生、ひろしま映像展の阿部先生が紹介されました。
授業の前半、インディーズ映画を見よう!ということで、先生が選んできてくれた4本を見ました。

まずはわずか数十秒の映画、『父と飲む』。
出演者は娘役と父役の二人だけで、お父さんは声のみの出演でした。
内容は、娘が父とお酒を飲むというシンプルなものでしたが、なんだかどこかのCMになりそうな、ほっこりする映画でした。

2作目に『化けて出てこい』。
白血病の女の子と、心臓病の男の子のお話。
どちらかが死んでどちらかが助かるという、こう書くとよくある感動モノのように思われるかもしれませんが、
女の子の異様なまでの「生きる」ことへのこだわりが印象的でした。
今回の4作品の中で私はこの作品が一番好きです。
「私は生きたいの、夏は暑いって感じたいの、冬は寒いって感じたいの、誰かと愛し愛されたいの」
女の子が作品中を通して何度も主張してきた言葉でガツンと頭を叩かれた感じでした。

3作目に『泥棒日記』。
思わずクスッと笑ってしまう作品でした。
盗みに入った家の奥さんが鉄仮面をかぶっていたり、泥棒だと隠すためにクール宅急便を装ったり、
所々に計算された笑いがあって、最後までくすくす笑っていました!
鳥肌実さんも出演していた作品でした。

4作目に『ロケットパンチを君に』。
自分をロボットだと思いこむことで現実から目を背けている轟くんと、
嘘だらけの現実に嫌気がさしている女の子がでてきます。
途中まで現実と妄想の世界の区別がつかなかったのです。
でも最後に、男の子と女の子は一緒に生きていくことを決めたシーンはすごくきれいなシーンだと思いました。

教室が明るくなり、椅子を輪になるように並べて自己紹介と好きな映画について生徒さんに話してもらいました。
好きな映画には、『インセプション』、『ローマの休日』、『アラビアのロレンス』、『ジョゼと虎と魚たち』など、
そして最近『ロッキー』にはまった方もいらっしゃいました!
映画のタイトルが出るたびに生徒さんは「あー、わかるなぁ!」とうなずいたりしていました。
本当にみなさん映画が好きなんだなと思いました。

授業で見た4作品を振り返って、思いもよらない事実が発覚したりしました!
1本目の映画は、やっぱりみなさん某飲料メーカーのCMに似てると感じていたみたいで、
どっちが先に作ったんでしょう?と聞いたところ、
「映画のほうはけっこう昔のもので、もしかしたら映画にインスパイアされてCMを作ったかも知れませんね」、と先生。
うーん、そうかもしれません!
2本目は私てっきり男の子が死んだと思っていました。しかし、死んだのは女の子のほう。
最後のほんの何秒かのシーンで静かにどんでんがえっていたみたいでした。
言われてみるとああー!そういうこと!と思いましたが、生徒さんも何人かわからんかったーと言っていました。
3本目はなんと監督が端役で出演していたらしいです。作り手って楽しそうですよね!
4本目の主役の男の子はなんと広島出身!いやー轟くん、広島にもロケットパンチをください!と思いました!

そして話は「ひろしま映像展」のことに移りました。
たくさんの応募作品があるとは思いますが、全部見るんですか?という問いに対して先生の答えは、
「多少は審査したものを映像展に出します」。
というのも、無審査で全ての応募作品を一般の方に見せ続けるのは大変だということ。
確かにずっと見るのは大変かもしれません。
そして8時間にわたる映像展、途中で飽きちゃったりしないの?という問いに対して、
「そこが腕の見せどころなんですね~」と楽しそうに先生は答えてくれました。
いかに飽きさせず、面白いタイムスケジュールを組むかが大切だそうです。

まだまだ語り足りない!と思うぐらいあっという間に時間が過ぎてしまいました。

授業後、一人の生徒さんが阿部先生のところに来て、「先生お元気ですか?」と聞いていました。
あれ?知り合いだったんですか?と聞いていると、なんと中学校時代、阿部先生に社会を教えてもらっていた生徒さんが、
ひろしまジン大学で再び生徒さんとして授業に参加してくれていました!
「先生、中学校の時の授業で映画見せてくれましたよね~」
先生、本当に映画が好きなんだなぁ!

映画好きによる映画好きの広島人のための「ひろしま映像展」、
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?


(ボランティアスタッフ 沖野ひとみ)

 

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<授業詳細>

 

2011年03月19日(土) 15時00分 ~ 17時00分   

教室:広島映画センターインディーズ

 

映画ってスゴいんですよ!

普段、映画館で見る作品を『商業映画』とするならば
アマチュアが自主制作で作る作品が『インディーズ映画』

インディーズ映画は、自己主張のカタマリ。
制作者のモチベーションや遊び心が100パーセント反映されます。
だからこそ、商業映画にはない新鮮な才能と出会えるはず!

現在の有名映画監督の多くは
インディーズ映画からキャリアをスタートしています。

今回の授業で迎える先生は、
”ひろしま映像展”代表の阿部哲久さん。

今年で17年目を迎える
西日本最大級のインディーズ映画コンテストを立ち上げた発起人。
実際に映像展で上映された名作や迷作を鑑賞しながら
阿部先生から映画論を講義して頂きます。

商業映画顔負けのクオリティを持つ名作や
絶対にメディアでは流せない過激すぎる迷作、
あの有名監督のインディーズ映画も見ることが出来るかも?

作品を見た後は、生徒同士の交流タイム
それぞれの映画談義に華を咲かせましょう!

映画が好きな方はもちろん
映像関係の仕事に興味のある方や
日常に刺激を求めている方にもオススメの授業です。

この授業からインディーズ映画の世界に足を踏み入れてみませんか?


【授業の流れ】
14:30 受付開始
15:00 授業開始
 1. インディーズ映画を観る!
 2. みんなで映画について話そう!
16:50 記念撮影・アンケート記入
17:00 授業終了

【集合場所】
広島映画センター前
(広島電鉄「土橋」電停より徒歩5分)

【持ち物】
筆記用具をご持参ください。

【入場】
集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。
なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
当日キャンセルの場合、下記の連絡先にご連絡下さい。

【交通手段】
お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。


(授業コーディネーター 小原真奈)
 

 

 

<先生>

阿部哲久 / ひろしま映像展 代表

高校時代より映画製作を始める。ふくおか映画祭、伊丹映画祭等で受賞。既存の映画祭にものたらず、1994年ひろしま映像展を始める。同映像展のポリシーが全国の映画人の共感を呼び、以後毎年開催されて今日に至る。2011年は4月9日(土)22:00~6:00シネツイン本通りで開催(料金1,000円均一)。全国(海外)から集まった数百本から選ばれた約7時間分の作品をオールナイト上映し、広島の観客の投票のみによってすべての賞が決定される。 ひろしま映像展 website:http://www.urban.ne.jp/home/eizoten/top.html

 

<教室>

広島映画センター

住所:広島市中区堺町1丁目2番9号 貴志ビル 1F
広島電鉄 「土橋」電停より徒歩5分

1972年設立。映画は、時代に追随するのではなく、時代を鋭く切り取るものであることを信条に、映画製作や、広島県各地に赴き、映画の上映会を行っている。国際アニメーションフェスティバル・広島大会では、フィルム部門の映写を担当。
映画を通して、暮らし、社会、世界を考えるきっかけを与え続ける。

広島映画センター website: http://www.h-eigacenter.co.jp

 

 

 

カテゴリ:【文化】
言 語 : 日本語のみ
定 員 :15人

参加対象:どなたでも

 

 

 

 

 

 

 

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