SPINGLE×MARUNI 60の質問

2019/03/31

MONO×ツクリよもやま話

 

桜の花が咲いた暖かい日、広島T-siteにて『SPINGLE と MARUNI に聞く60の質問』と題した、ひろしまジン大学の特別授業が開催されました。「MARUNI60 STORE Produced by D&DEPARTMENT PROJECT」の一環として、3月15日(金)に開催した特別授業の続編です。それでは、特別授業の会場に移動しましょう。

 

定刻14時、今回のMCであり授業コーディネーターのキムラミチタさんが登場し、ゲストのスピングルカンパニー 山口聡さんと、マルニ木工 土井康義さんが ”HIROSHIMA” の椅子に着席しました。シックな雰囲気の会場には、代表的な ”HIROSHIMA” をはじめとした、色とりどりの座面にフォルムも多様なMARUNI製の椅子が用意され、入り口および正面にはスピニングムーブのシューズが踵を合わせています。

 

キムラさんからジン大の説明があり、授業スタート!

 

今回は参加者から質問を募集して、その場でお答えいただくというスタイルです。では早速その質問を見ていきましょう。

 

キムラ:自社製品をいくつ持っていますか?

 

山口:えっと……、製品が5足で、開発途中で自分で作ったものが15足ですかね

 

キムラ:他社製品は?

 

山口:4足ぐらいかな?

 

土井:私の靴はスピングルで、車はマツダです(笑)。自社製品でしょ? 家の家具は全部、マルニ製。”HIROSHIMA”とクラッシックの家具で。実家にも送ったし、弟も使ってますね

 

キムラ:それは好きだからですか? それともノルマですか?(笑)

 

土井:(笑)

 

次いで「お気に入りの製品は?」という質問へ。

 

山口:自分が担当したシューズですね。やっぱり愛着が湧いて、気に入って履きます。

 

キムラ:一番は?

 

山口:そうですね……、一番思い入れがあるのは米原の寝袋メーカーさんとコラボしたアウトドア用のショートブーツです

 

土井:椅子だとやっぱりね、この”HIROSHIMA”

 

キムラ:なんと、あの、Apple本社に並んでいるという、ね! その”HIROSHIMA”はどういう理由で名付けたのですか?

 

土井:デザイナーの深澤直人さんと作ったのですが、名前も付けてもらうお約束で待ってたんです。やはり世界に向けてのプロダクトということもあり、結構悩まれていたみたいで。それで発表ギリギリというときに、連絡をもらって。私は広島生まれ広島育ちで、平和教育を徹底的に受けていたので、ちょっと商品名としては重いんじゃないのかと、当時はドギマギしたんですが、10年経ち、飽きられず古びれずでよかった

 

キムラ:ドギマギ?

 

土井:最初、地名の ”HIROSHIMA” という言葉は正直怖いと思ったんです。夕張メロン、関アジ、関サバなどたしかにもらうと嬉しいものなんですが、それはあくまでも非日常だから。毎日使う椅子なのに、県内の人は別にしても、他県の人はどうなんだろうと

 

 

と軽快にトークは進みます。ここで趣向を変えてみましょう。

 

回答A)

土井:ブナ材、ナラ材、くるみ、それぞれ、ビーチ材、オーク材、ウォールナットと呼ばれています。色の違い以外に、物性強度が違います。一番硬いのはナラ材

 

回答B)

山口:オーストラリア政府が管理しているカンガルー革を直接仕入れています。トカゲやシャークなどは東南アジアから、牛革は姫路です

 

回答C)

土井:とても巨大な施設に5000脚を納品したんですが、1年半かけてつくり、ある程度コンテナに溜まったら海路で輸送していましたね。だから作っては送って、作っては送ってと(笑)

 

回答D)

山口:5年ほど研究と改良を施し、3年ぐらい前からソールに実装しています。従来比2.7倍の耐久性があります

 

 

 

それぞれの回答は以下の質問のいずれかに該当します。ちょっと考えてみてくださいね。

 

質問1)もう少し交通の便が良い立地への工場移転は検討されていないのですか?

質問2)あのソールのデザインは、とてもおしゃれですが、未来永劫、会社が続く限りあの形で行きますか?

質問3)ソールがなかなか擦り減らないのはなぜですか?

質問4)椅子において、色以外に樹種による違い・特徴を教えてください。

質問5)カンガルー、トカゲ、シャークのレザーはどの地域から入手されるのですか?

質問6)Apple社へは、どれぐらいの数を、どのように納品したのですか?

 

 

続いては、質問も回答者も伏せておきます。さて、どんな質問にどちらが答えたのでしょうか?

 

 

A)使い心地、耐久性、フォルムの三つのバランスが非常に重要で、それが高次元で実現したので、この代表作なのです

 

B)東京で行われたマツダのイベントにトークショーのゲストで呼んでもらったんですが、あとでアンケートを見たら、99人中、たったの4人しか弊社のことをご存知なくって。まだまだ課題は山積みです

 

C)ミラノサローネに今年も出展します。去年まではメインホールでしたが、今年は新しいコンセプトの会場に招待いただきました

 

D)色を含めると現在は100種類ぐらい、これまでだと1000種類はあるかもしれません

 

授業の最後は、なんと商品争奪ジャンケンバトルが勃発!

スピングルムーブ、マルニスツールをなんと4名がゲットしたのでした。

 

え?答えが気になる? ぜひマルニさんのイベントやショールーム、府中市にあるスピングルムーブのカフェへ足をお運びください。

 

 

■レポート/つじりゅういち

■写真/平尾 順平

2019年3月31日開催 変わるもの、変わらないもの
先生:山口 聡(スピングルカンパニー企画部)/土井 康義 (株式会社マルニ木工 営業本部 副本部長)
教室:広島 T-SITE 2号館 2F SQUARE GALLERY

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

最新記事

Please reload