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​お知らせ

宮島探索:弥山登山編 ~世界遺産の山頂を目指せ!~

宮島のてっぺんから ~手にとって感じる身近な大自然~

降水確率0%。絶好の秋晴れの空の下、 安芸の宮島、世界遺産の弥山登頂を目指す強者達が朝の10時に集合。 ラジオを聴いてジン大を知ったと言う、本格的な格好の50代の男性。 友人に「山に登りたいなぁ」と言ってたら「こんなのあるよ」と教えられジン大を知った20代の女性。 学生時代にアウトドアが好きだったと言う30代の女性などなど。 オトナの遠足らしく多彩な顔ぶれで、まずは自己紹介からスタートしました。 僕は5度目のジン大参加。今回は初めてボランティアスタッフとして入らせて頂きました。 山登りは初めてじゃないけど、ビギナーなので少々不安な気持ちもありましたが、 参加者の中に、“山の達人”と称される方がいらっしゃると聞きひと安心。 天気の心配がないのも、とりあえず安心ですね(笑)。 【町屋通り~大元公園】 弥山山頂までの登山道は3ルートあり、僕らが通ったのは自然がたっぷり楽しめる大元コース。 町屋通りを通って、まずは登山口の大元公園まで移動します。 フェリー乗り場からトンネルを抜けて、町家通りに出た途端、 いきなり野生のタヌキと遭遇! 魚屋さんには瀬戸内の珍しい魚の数々が!と、 しょっぱなからテンション上がりまくり! 登山口までの道中、生態系を乱さない上り方で登山を楽しもう!というテーマにふれつつ、 いくつかの興味深いお話を聞くことができました。 例えば、鹿は木の芽を食べるから、山が枯れてしまうこともあるんだとか。 そのため宮島のあちこちでは、鹿に食べられないため新芽が柵に覆われて育てられています。 普段の生活では考えることが少ないけれど、宮島という身近な場所にもある生態系。 思わず「へぇ〜」と考えさせられました。 【大元公園~登山編】 いよいよ大元公園に入り、いざ弥山へ! 落ち葉を踏む音、手にとって感じるリアルな自然。心も体もどんどん開放的になってきます。 くすの木の葉についた、木のおできこと通称「虫こぶ」は、葉っぱが昆虫の卵にアレルギー反応を起こしてできてる。 女郎蜘蛛の巣をよく見てみると、大きいメスの他に3匹のオス蜘蛛が同じ巣にいる。 ある女生徒さんが「かわいい!」と手にしたツバキの実は、明治・大正時代に髪につけて使われていた。など、 山の達人と呼ばれる生徒さんの解説もあり、見るもの全てにどんどん好奇心が芽生えてきます。 およそ半分くらい歩いたところでしょうか。 葉っぱに囲まれた山道を行く中、火照った身体に涼しい風がちょうどいいと思ったら巨大岩が出現! 涼しい風は巨大岩の上の風吹き岩の方から吹いてきたものでした。 みんな手を広げて、その大きさを身をもって体感。 巨大岩の上で「ファイトー」「いっぱーつ」の声でパチリと記念撮影。 大自然が良い意味でアホにさせてくれます(笑) 登頂前半はしゃぎまくって、後半は少しバテてきた面もありますが、 それでも道中に洞窟を見つけて中に入ってみたり、 何度かの休憩中もお喋りで盛り上がったりと、 全く飽きることのない山登り。 年配の元気な森ガールや、短パンの外国人の方、お子様連れの親子など、 下山してくる方とすれちがえば「こんにちは!」。 山ではお互いが一人の登山者と下山者。無条件に気持ちのよい挨拶が出てきて、 なんとも爽やかな気分になれます。 急に視界が開けてきたら、最初の目標地点であった駒ヶ林まであと少し。 足ももうパンパンなのに、もうすぐご飯が食べれる!と思ったら、 疲れも忘れて急にペースが上がります(笑) 【駒ヶ林~山頂~下山】 そしてついに山頂到着なう!と、駒ヶ林に到着(厳密にはここが山頂ではないんですが…) 瀬戸内の島がぐるりと一望できる絶景を望みながら、 いよいよ待ちに待ったお弁当タイム!の前に、今回はなんとジャジャーン! 手作りの豚汁を作ります。 持参したマイ食器に、出来たての豚汁とお弁当を、山を登った仲間と頂く。 これ以上贅沢な瞬間はありません。 「ビールがあればなぁ!」と、みんなで笑いながらわいわいと囲む鍋。 りんごやみかんをまわし食いしたり、まさに遠足気分。 昼食後、少し休憩を取った後、近くの弥山山頂535mについに登頂! ロープウェイで来た時には得られない達成感に、言葉にならないこみあげてくるものがあります。 山頂付近は御山神社があり、不消霊火堂(きえずのれいかどう)でたかれた 大きな釜のお湯を飲んだり、若いイケメン僧侶さんの話を聞いたり、おみくじを引いたりと三々五々楽しみました。 帰りは紅葉谷コースで下山。 滝やキノコやまむし草、鹿の母子(授乳中)など貴重なシーンに何度も遭遇しました。 下山後は、商店街を散策しながら宮島市民センター(宮島公民館)へ。 他の企画の3チームはすでに揃っていて、みなさん秋の宮島を満喫したようでいい笑顔です。 【発表~交流会】 写真を用いての発表は、生徒さんと、弥山チームコーディネーターの井上亜紀さんを中心に行いました。 山で撮った数々の「ちょっとした発見」を、撮った直後の感動の残るうちに他のチームと共有。 正直なところ体感した生の面白さは写真とプレゼンでは全て伝えきれなかったかもしれませんが、 その後の交流会で、他のチームの方から「弥山おもしろそうだったなぁ」「実は弥山にもいきたかったんだ」 と言う声を頂き、とても嬉しくて強く心に残っています。 発表会の途中、窓越しに見た夕日と、帰りの船から見る夜の宮島の夜景。そしてなにより弥山でのあの景色に豚汁。 今日一日のオトナの遠足は、忘れかけていた童心に戻り宮島の魅力を再発見するには十分すぎる秋の一日でした。 (ボランティアスタッフ 夏目和晃)

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2010年10月16日(土) 10時00分 ~ 19時30分 教室:安芸の宮島

標高535m。宮島の中心にそびえる弥山は、神々が宿る霊山として愛されています。 その山麓は世界文化遺産指定区域内に位置しており、原生林を有する山中には天然記念物に指定されている動植物の姿を見ることができます。 そんな弥山を自分の足で歩きながら、豊かな自然を体中で感じてください! 【探索スケジュール】 10:00 宮島桟橋集合(ひろしまジン大学の幟が目印) 10:30 大元公園登山入口へ移動し、登山開始 12:30 駒ヶ林にて昼食後、弥山山頂を散策 ※お弁当を持参してください。 山頂で豚汁を作る予定です(希望者は100円で参加していただけます。マイ食器をご持参ください) 14:30 弥山展望台から下山開始  16:00 紅葉谷へ下山     商店街を散策しながら、集合場所へ移動 17:00 宮島公民館にて全体集合     本日の発見発表会&交流会 19:30 交流会終了・解散 ※雨天決行予定です。雨具をご用意ください。 ただし、雷がなっている場合は登山を中止し、商店街近辺の探索になります。ご了承ください。 ※体調が悪くなった場合などはロープウェイをご利用いただけます。(利用料金 片道1,000円)

<先生>

街のみなさん / ・_・

ひろしまジン大学の先生は、広島に関わる人たち一人一人。 みなさんが思い、暮らす「広島」を教えてください!

<教室>

安芸の宮島

住所:広島県廿日市市宮島町 【集合場所】 宮島桟橋 (フェリー乗り場を出た所で、ジン大の旗を持ったスタッフがお待ちしています) JR宮島口駅前の宮島口桟橋からフェリーで約10分で宮島桟橋へ渡ることが出来ます。 フェリーの時刻・運賃などは下記をご参照ください。 ・JR西日本 宮島フェリー http://www.jr-miyajimaferry.co.jp/ ・宮島松大汽船 http://miyajima-matsudai.co.jp/

日本三景の一つとして知らる景勝地であり、世界文化遺産にも登録されている島。

カテゴリ:【遠足】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :10人

参加対象:どなたでも。

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