子どもの急病どうしたらいいの?~家庭の看護力を考える~

家庭での「看護力」向上を日頃から意識

深夜に子どもが急な発熱。 病院も閉まっているし、小児救急を受診するべきか、朝まで様子をみるべきか。 さて困ったなぁ。 ・・・・・・そうした経験をお持ちの方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。 お子さんがいらっしゃる方には是非とも受けていただきたかったのが、イクメン・カジダン養成講座の第5回目となる本日の授業です。 広島県小児科医会会長の桑原正彦医師を先生にお迎えして、 「子どもの急病どうしたらいいの?~家庭の看護力を考える~」をテーマに、お話をうかがいました。 まず、授業の前半は、パワーポイントを用いての講義形式。 「子どもの病気の特徴」や「症状の見分け方」、「体温の測り方」という基礎的な事柄をはじめ、 「救急手当ての6原則」や核家族化など社会背景の変化からそれに伴い多様化した保護者行動の動態、 さらには「広島の小児救急体制」にいたるまで、小児医療を取り巻くあらゆる環境について、つぶさにご説明をいただきました。 こうして基礎知識を得た上で、授業の後半ではグループに分かれ、クイズを通して具体例に即した対処の仕方を学びました。グループ毎に出していただいた解答には、子育ての実体験を交えたものも多く含まれており、それぞれの場合について、桑原先生からは模範解答のみではなくアドバイスを含めたご説明をいただきました。 さて、それでは突然ですが(笑)、 いまご覧いただいている皆さんに、ここでクイズです! 「あなたには生後2か月の女児がいます。今朝10時ごろに、お宮参りをしました。少し風が強くて寒かったのが、無事正午には帰宅しました。午後7時にいつものように母乳を飲ませようとしますが、機嫌が悪くて飲みません。頚で熱を測ると38.5℃ありました。」  このような場合は、どういった対処が求められるでしょうか? ・・・・・・いかがでしょうか? 皆さんでしたら、朝まで様子を見ますか?それとも、小児救急へ駆け込みますか? 桑原先生のお話によりますと、この場合は「生後3か月までは何があるか分からない。万一ということも考えられるので、いつの時間でも病院へ連れて行く」のがよい、とのことでした。 ただ、上記の事例ではそうだったからといって、いつもやみくもに病院へ連れて行くのがよい、というわけではないようです。 子どもの急病の際には、不安も大きかろうかと思いますが、受診不要な受診というのもあるそうでして、判断に困った場合に慌てずに正しく対処するためにも、家庭での「看護力」向上は日頃から意識しておきたいと思いました。 このレポートの冒頭で述べたような子どもの急病に際して、 「今、病院へ行ったほうがよいのか、明日まで待ってもよいのか」と悩んだ時には、迷わずに電話で「#8000」を押してみて下さい。「#8000」を押すと、小児救急電話相談に繋がります。 子どもの急病の際には、この番号にかけることで、小児科の医師もしくは看護師から適切な助言を受けることができるそうです。 このように子どもの健康のために必要な「家庭の看護力」の基礎知識や事例毎の対処方法などを学んでいると、あっという間に、授業時間は経ちました。 今回の授業を通じて、家庭の看護力には、基礎的な知識をもつ事はもちろんのこと、子どもをはじめ家族に対して普段から「愛情という名の関心」をもつ事こそが何よりも大事なのだ、と思いました。 大切な人、愛する家族のためだからこそ、 日頃から家族の健康状態をしっかりと把握して、いざという時に際して慌てないための知識をもち、 落ち着いて対処できるようにありたいものですね。 最後となりましたが、今回の授業で桑原先生がご用意されたレジュメは、先生のご厚意により、ひろしまジン大学のサークル「パパレモン」内に転載いたしております。また、下記には授業内でご紹介いただいたサイトを載せておりますので、どうぞご覧ください。 今回の授業が、一人でも多くの方にお役立ていただければ幸いです。

 ・QQネット広島(http://www.qq.pref.hiroshima.jp/qq/qq34tpmnlt.asp)  ・こどもの救急(http://www.kodomo-qq.jp

(レポート|ひろしまジン大学サポートスタッフ 猪木茂和)

(写真|ひろしまジン大学サポートスタッフ 鹿渡成樹)

------------------------------------------------------------ <授業詳細> 2012年11月18日(日) 17時00分 ~ 18時30分

教室:広島市まちづくり市民交流プラザ

ある日突然やってくる、お子さんの病気やけが。 お父さんやお母さんは心配で心配でたまらないと思います。 すぐに病院につれていくべきか? 少し様子を見るべきか? 救急車を呼ぶくらいの状況か? なかなか判断が難しいですよね。 「昔はね、一緒に住むおじいちゃんやおばあちゃんがいたから教えてもらえたけど、 最近は別で暮らしているから、みんな判断ができなくなってしまっているんだよね。 どうして救急で病院に…?ということもよくありますよ」 そう話してくださるのは、 広島市安佐南区八木地区の小児医療を 38年間支え続ている桑原医院の桑原院長先生。 家庭の看護力が上がれば、 一秒一時を争う急病のお子さんに、適切な治療ができるはずです。 イクメン&カジダン養成講座の第5弾は、 本当に役立つ家庭の小児治療。 広島県小児科医会会長を務め、 子どもたちの成長を見守ってきた桑原先生から、 明日にも役立つ家庭の看護法を学びます。 ご夫婦やお子様連れでの参加も大丈夫!! 家庭の看護力アップを目指した授業を行います! 【授業の流れ】 16:30 受付開始 17:00 授業開始  ・座学「子どもの急病時に何をしたらよいか?」  ・ケーススタディ「こんなときどうする?」  ・質疑応答 18:30 集合写真、レポート記入、授業終了 ※託児スペースをご用意していますので、お子さんと同伴でお越し頂けます。 (事前にお子さんの人数とご年齢をgeneral@hirojin.univnet.jpまでお知らせください) 【集合場所】 広島市まちづくり市民交流プラザ北棟6階 マルチメディアスタジオ  【持ち物】 ・筆記用具 【入場】 集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。 なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。 【交通手段】 お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。 【当日連絡先】 070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局) ※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。 (授業コーディネーター 安彦恵里香) ※この授業は「平成24年度 広島市公募提案型協働モデル事業」の一つとして、 ひろしまジン大学が広島市から委託を受けて実施する事業です。 協働:広島市 協力:NPO法人キッズNPO ===================================================== ※当授業は無料の学生登録をすることで、どなたでも受講できます。 ご希望の方はお申込画面へお進みください。 =====================================================

<先生>

桑原正彦 / 桑原医院 医院長

1937年広島市生まれ。 日本医科大学大学院、医学博士 広島県小児科医会会長 日本小児科学会 小児科専門医 / 日本小児科医会 「子どもの心」相談医。日本内科学会 認定内科医 / 日本プライマリ・ケア学会認定医。丸山ワクチン研究所指定医 / 日本放射線医学研究所研修医。

<教室>

広島市まちづくり市民交流プラザ

住所:広島市中区袋町6番36号 アクセス:本通のアンデルセンと本通ヒルズの間の道を南下しすぐ左側 広島バスセンターから徒歩約9分

生涯学習やボランティア・市民活動を総合的に支援し、まちづくりと市民交流を進める拠点施設として、2000年に広島市が建設。市民向けに各種講座を開催するとともに、情報提供・相談をはじめ、会議、作業、発表などさまざまな活動の場を提供している。 広島市内では初となる小学校(袋町)との複合施設。 Website:広島市まちづくり市民交流プラザ *** 駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。 自転車・バイクは、地下の公共駐輪場(有料、入口北西側)等をご利用ください。

カテゴリ:【保健】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :20人

参加対象:どなたでも。

#タグから検索

copyright© Hiroshima Jin University Network 2020. All rights reserved.