copyright© Hiroshima Jin University Network 2019. All rights reserved.

ぼくが“すきま”を作ったワケ ~小さなお店の作り方~

2015/09/14

 

先生の言葉はお酒と共に体に染みてきました。


「とりあえずビールで!」
今回の授業はこんな声から始まりました。白島交差点近くにひっそり佇む「すきま食堂」は、扉を開けると約8畳のスペースに7席のカウンターのみのこじんまりとした飲食店。今回はここが教室であり、店主の伊藤さんが先生。「ざっくばらんに飲みながら店主や隣の人と会話を楽しむ!」をテーマに、その中で先生がなぜこのお店を作ったのか、オープンまでの道のりやお店をはじめて改めて想うことなどを語って頂き、まさにお酒と会話を楽しむ授業となりました。

まずは先生の自己紹介から始まり、お酒と先生の人柄で場が和んでいきます。先生は、10年ほどシステムエンジニアとして会社勤めをされていましたが、ある日会社が倒産。これを機に「会社って何だろう?安定って何だろう?」と考え、今までの会社生活を振り返り「会社に行けば仕事はあったけど、自分の価値に対する仕事ではなく、ただ会社のため(社長のため)にこなす仕事でしかなかったのではないか?」と思い、「だったらこれからは自分で仕事を作ろう。そして自分自身で完結できることをやろう」と、今のお店作りの道のりが始まったとのことでした。その背景には「別に飲食店がやりたかったわけではないんですけど、会社帰りに寄れる何気ないコミュニティーの場、繋がりの場を作りたくてここに落ち着いたと言う感じかな」とのこと。きっと家と会社の往復だったサラリーマン時代があったからこその想いが結びついたのかもしれませんね。そこから2か所の飲食店で修業して、今の場所を見つけて内装や外装を整え、約10か月後にお店をオープンされました。

先生の話を聞きながら「不安はなかったですか?」「どんなお客様が多いですか?」などの質問をする学生さんに、正直に隠すことなく答えてくれる先生。「正直、失敗すると思ってました。日々しんどいこともあるし、やっていけるか不安な日もあるけど自分で決めたことだし、今の方が自分らしくやってるなって思える。まぁ自分がもっと器用ならもっと大きなお店になるとは思うんだけどね。苦笑」と、謙虚に、でも自分の信念をしっかり持ってらっしゃるんだなって伝わってきました。会社の倒産を経験して改めて自分自身の生き方を振り返り、そして自分で決断して進んできた先生の言葉はお酒と共に体に染みてきました。

カウンターからよく見える場所にある冷蔵庫に、「最近の出来事ボード」が貼ってあります。その中に「ペットボトルで川下り」とありました。少し前に、ペットボトルで1人乗りのボートを作って4キロを3時間半かけて下ったんだとか!そのペットボトルもお客さんが持ってきてくれたり、当日も様子をビデオにおさめてDVDにしてくれたりと、先生を慕ってお客さんが集まるお店なんだなって改めて思いました。

学生さんの中で「前を通って気になってたお店だったんですよ」と言う方がいらっしゃいました。何かのきっかけでフラッと入った1軒が自分にとって気楽に何気なく過ごせる場所や交流の場になったら素敵ですよね。「すきま食堂」ももちろんそんな1軒です。

そして今回はお店を作った先生のお話でしたが、色んな方のお話を聞くことで改めて自分自身を振り返ることが出来るなと感じました。それが何か変わるきっかけになるかもしれませんし、改めてこれで良かったんだと自信になることもあるかと思います。たまにはお酒を交わしながらこんな時間を過ごすのもいいのではないでしょうか?

「他人のせいにしないためにも決断は自分自身の意思で行うように心がけています。」 
byすきま食堂店主 伊藤大介


■レポート/角田 茜
■写真/鹿渡 成樹

 

------------------------------------------------------------
<授業詳細>
 

2015年09月14日(月) 19時00分 ~ 21時00分   

教室:すきま食堂

 

 

今回の教室は、ズバリ「酒場」!
白島の交差点近くにひっそりと佇む『すきま食堂』にお邪魔します。
となると、もちろん!店主(伊藤大介さん)が今回の先生。
カウンターで飲みながら店主や隣の人との会話を楽しみましょう!

『すきま食堂』は広さが約8畳の7席のカウンターだけのこじんまりしたお店です。
そんな“すきま”のような場所に夜な夜なお客さんが集まり、
カープの話やら人生の話などで盛り上がっています。

伊藤さんは元々、超理系なお仕事「システムエンジニア」として十数年働いていました。
が!ある日勤めていた会社が倒産!
それを機に、会社ってなんだろう、
ひとりで完結することをやってみたい、と考え、
小さなお店をはじめることにしました。

そんな伊藤さんのお店を作るまでから
オープンした後の悲喜こもごもまで、ざっくばらんに話を聞きます。
ひょうひょうとしながらもアツい語りに、
ついついお酒が止まらなくなるかも!?
(ノンアルコールドリンクもあるのでご安心を)

小さなお店をはじめたい人、
行きつけの飲み屋がほしい人、
なんとなく飲みながらおしゃべりしたい人、
たまたま予定が空いてる人・・・

ぶらりと広島の“すきま”にお越しください!


【授業の流れ】
18:45 受付開始(授業開始の15分前)
19:00 授業開始
・はじめに
・トーク「ぼくが“すきま”を作ったワケ」
・Q&A
20:45 記念撮影・レポート記入
21:00 授業終了

※ワンドリンクオーダーをお願いします。(実費がかかります)

【入場】
集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。
なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。

【交通手段】
お車、自転車でお越しの際は、近隣のパーキングをご利用下さい。
※飲酒される方の、車・自転車の運転は厳禁でお願いします。

【当日連絡先】
070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局)
※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。

(授業コーディネーター 古川智恵美)

=====================================================
※当授業は無料の学生登録をすることで、どなたでも受講できます。
ご希望の方はお申込画面へお進みください。
=====================================================

 

 

<先生>

伊藤 大介 / すきま食堂店主

勤めていた会社が潰れてしまったので、席数10席に満たない小さな飲食店を一人で始めてみました。悲観的な性格なので、何事もやる前から色々考えてしまって結局何もできない奴です。そこで「こんな調子じゃどうせ結局一生『自分で仕事を作る』なんてできないだろう」と、もう一歩悲観を進めたところで、やっとこさ小さいお店を開に足る焦燥を得たのでした。炭水化物が好きです。

 

<教室>

すきま食堂

住所:広島市中区東白島町18-22
アクセス:広島電鉄「白島」電停より徒歩1分

白島の交差点に佇むカウンター7席の食堂という名の飲み屋。実は食べ物もこだわって手作りしているが、全然アピールしてないのであまり知られていない。初めて訪れた人もすっと馴染む、心地よい雰囲気のお店です。

 

 

 

カテゴリ:【仕事】
言 語 : 日本語のみ
定 員 :7人

参加対象:どなたでも

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

最新記事

Please reload