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​お知らせ

日本一の極意!~ヨーヨーの向こう側へ~

楽じゃないけど、楽しい道を歩こう

 誰もが知っている「ヨーヨー」。さて、あなたにとってそのイメージとは…ハイパーヨーヨー?スケバン刑事?犬の散歩?形も駄菓子屋さんで売っているような古き良きものから、スタイリッシュにキラキラと輝くものまで、老若男女それぞれではないでしょうか? このたび、日本一のヨーヨーパフォーマーMASAKAZUさんをお迎えして、日本一の「極意」を探る授業が開催されました。完全な独学でヨーヨーを習得し、日本一に輝くまでの道程はどのようなものだったのでしょうか。  ノリのいい音楽と共にMASAKAZUさんが登場し、体全体を使ったヨーヨーパフォーマンスで授業開始。華麗な技の連発に、歓声が沸き起こりました。三次出身&在住のMASAKAZUさんがヨーヨーを始められたきっかけは、日本にハイパーヨーヨーブームが到来した1997年のこと。愛読誌にハイパーヨーヨーの漫画が掲載されるや夢中になり、680円のヨーヨーを購入。Youtubeがなかった当時、本とビデオで研究を重ね、毎日4~5時間の練習を7年間続けたとのことです。  初めての大会出場は中3の頃。NTTクレドビルでの地区予選に天狗状態で意気揚々と挑んだものの、周りの実力に圧倒されて逃げるように三次に帰りました。一時はヨーヨーをやめようと考えるも、結局仕切り直し、2年後には全国大会に出場して6位に。再び猛練習を重ねて挑んだ翌年の全国大会でも6位。ここで「したいな」から「絶対優勝する!」という気持ちに切り替え、1日10時間、ビデオに自分の姿を撮って研究し、体の柔らかさを生かした完全オリジナルの技を編み出すなど鍛練を重ねた結果、見事2003年に全国優勝を果たしました。しかし、シード権を得て参戦したアメリカでの世界大会では、緊張しすぎで結果は10数名中またもや6位。これで燃え尽きてしまい、三次に帰って就職しヨーヨーや仲間たちとも疎遠になっていたそうです。  それでも、MASAKAZUさんとヨーヨーとの縁は切っても切れませんでした。就職から4年が経った2007年、ヨーヨー仲間から誘いを受け、久し振りに大会観戦へ。すると、依然よりも規模が大きくなっていた大会に刺激されてヨーヨー熱が再燃、仕事の後に猛練習の日々が始まりました。その後、2009年に全国3位に輝き、翌年世界大会に挑戦。前回よりは緊張せず、音響トラブルに飲まれるも4位に輝くことができました。  先生のこれまでのお話を聞いたのち、東京で開催された2014年の世界大会時のトロフィーを先生から見せていただきました。これまでの技術部門から、近年はいかに観客を楽しませるかを競う芸術部門に出場しており、この時はヒューマンビートボックスとのコラボでアーティスティック賞を受賞されました。今後も様々な可能性を秘めたツールであるヨーヨーで、「自分にしかできないことを追究したい」とのことです。  そしていよいよ、ヨーヨーの体験コーナー!学生さんはMASAKAZUさんの鞄から登場した、様々な形のヨーヨーを各々手に取り、簡単な技を教えてもらいました。腕の振りや力の入れ加減に皆さんひと苦労。特に横から見て蝶のような形をしている「バタフライ型」のヨーヨーは、紐が自然に戻らないタイプのため、扱いも大変でしたが、童心に戻ったかのように時間を忘れてヨーヨーを振り続けていました。 授業終盤、MASAKAZUさんから学生さんへヨーヨーがプレゼントされました。DVDと紐のつけ方の説明書もあり、これさえあれば世界チャンピオンも夢ではない?! 最高のお土産に、すっかりヨーヨーにとりつかれた学生さん一同から歓声が上がりました。  MASAKAZUさんがヨーヨーで日本一に輝き、新たなジャンルを切り開くまでの道は、文字通り山あり谷あり、波瀾万丈そのものでした。幾度挫折を味わっても、様々なきっかけでヨーヨーの道に舞い戻り、進化を続けられているのは、ひとえに弛まぬ努力とヨーヨーが何より好きだという想いではないでしょうか。皆さんも、誰よりも好きだと胸を張って誇れるものや好きなものがあれば、とことん突き詰めてみてください。辛い時もあるかもしれませんが、そこから新たな世界が広がり、きっと最高の未来が待っていますよ! ■レポート/伊澤 志保子 ■写真/鹿渡 成樹

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2016年02月14日(日) 14時00分 ~ 15時30分

教室:ジン大ベース

『日本一』っていい言葉ですよね? サッカーJ1優勝のサンフレッチェ広島や、 全国高校駅伝で男女アベック優勝した世羅高校陸上部など、 2015年も広島から様々な『日本一』が生まれました。 ほんの一握りの人しか手に入れることのできない『日本一』の称号。 今回授業をしていただくのは 日本一のヨーヨーパフォーマーMASAKAZU先生です。 ヨーヨーといえば子供のオモチャだとおもっている方。 考え方が古い!もはやヨーヨーはエンターテインメントなのです!! MASAKAZU先生は三次市出身&在住で、広島県を中心に活動。 アクロバティックな姿勢からトリックを繰り出す独特のプレイで、 2003年に、ヨーヨー競技会の全国大会で優勝。 その後も世界大会で4位を獲得するなど、全国的に活躍するヨーヨーパフォーマーです。 また、精力的なパフォーマンス活動やヨーヨー教室を行い、 ヨーヨーの凄さと楽しさを伝える活動を行っています。 この授業では、完全な独学でヨーヨーを習得し、 様々な挫折を乗り越えて『日本一』を手に入れたお話を伺いつつ、 もちろんヨーヨーを使ってのワークショップを開催。 世界のテクニックを間近で見て、習得できるチャンスも! ヨーヨービギナー大歓迎です。 ヨーヨーという文化を通じて、 極めることの大切さを学ぶチャンスに参加してみませんか? 【授業の流れ】 13:45 受付開始(授業開始の15分前) 14:00 授業開始 ・先生のお話、パフォーマンス披露! ・ヨーヨーのテクニックを体感してみよう! 15:20 記念撮影・レポート記入 15:30授業終了 【集合場所】 ジン大ベース 【持ち物】 筆記用具 【当日連絡先】 070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局) ※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。 (授業コーディネーター キムラミチタ)

<先生>

MASAKAZU / ヨーヨーパフォーマー

14歳の時に漫画の影響を受け、完全に独学でヨーヨーをはじめる。 アクロバット要素を取り入れた唯一無二のスタイルは必見。 近年ではヒューマンビートボックスとヨーヨーパフォーマンスのコラボユニット「BEAT POIN’T」として様々なイベントに出演。パフォーマンスコンテストでも注目を集める。 ・2003全国大会2A部門 優勝 ・2010年世界大会2A部門 4位 ・2015年世界大会AP部門 アーティスティック賞受賞 ・広島東洋カープ前田健太スペシャルディナーショーゲスト出演 ・フラワーフェスティバル2015ゲスト出演 その他数々の実績あり。

<教室>

ジン大ベース

住所:広島市中区寺町6-15 上森ビル1階 アクセス:広島電鉄「寺町」駅より徒歩2分

ひろしまジン大学の事務所です。 事務局や教室として活用する一方、情報や人材など『交流』を生むオープンスペースとして、今後サロン的役割も果たして行きます。閑静な寺町の一角からどんな未来が生まれるのか?乞うご期待!!

カテゴリ:【芸術】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :10人

参加対象:どなたでも

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