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ところでアニメーションって?

2016/08/03

 

アニメーションの基本の動きを知れば、もっと楽しくなる!

 

 テレビやCM、映画などで慣れ親しんでいるアニメーション。そもそもどうやって生まれたのか、ご存知ですか。今回の授業ではその疑問を紐解くべく、広島市立大学教授の笠原さんを先生に迎え、「ところでアニメーションって?」の解説をしていただきました。

 animation(アニメーション)の語源は、ラテン語で“魂”を意味するanima(アニマ)に由来しており、生命のない動かないものに命を入れて動かすことを意味するそう。例として、アルタミラ洞窟(スペイン)に1万8,000年前に描かれた、実物大の水牛の絵を紹介してもらいました。よく見ると、水牛の足が8本描かれており、躍動感ある走る姿を記録するためにこのように描かれたのでは、と先生。試しに壁画をコマ撮りして動かしてみると、壁画の水牛が走っているかのよう!もしかしたら、この壁画がアニメーションの起こりかもしれません。

 次にアニメーション原理を知るべく、「残像効果」について教えていただきました。光を見たとき、その光が消えた後も、それまで見ていた光や映像が残って見えるような現象をいうそうで、時間残像、補色残像、運動残像を体験しました。中でも運動残像の体験では、一定方向に動いている画像を30秒間見つめた後に隣の人の顔を見ると、見ていた残像が残って顔がゆがんで見えました。また現在アニメーションの原理と言われている、「仮現運動」について教えていただきました。適当な間隔で移動した静止画を連続的に見ることで動いているように見える現象のことで、2つの○の光が、ある程度の間隔で点滅すると、あたかも1つの○が移動しているような錯覚に陥りました。

 原理について教えていただいた後は、先生が考える世界最古のアニメーションを見せてもらうことに。1899年に公共広告として制作されたもので、マッチを並べて作られたマッチ人形が擬人化されて、黒板に文字を書く様子がコマ撮りされています。また1908年に制作されたチョークで描いた絵をコマ撮りした、小人が人にいたずらする様子を描いたものを見せていただきました。これらのアニメーションから始まり、たった120年の間に進化し、現在私たちが目にするアニメーションができているなんて、驚きです!

 基礎知識を教えてもらったあとは、実践編。実際にアニメーションの動きを体験しよう!ということで、マジックロールを作成しました。A4半分の紙に、ほんの少しだけ変化させた絵を2つ描き、ペンを使ってクルクル擦るように紙をめくると、自分が描いた絵がアニメーションに!参加している学生さんからも歓声が上がりました。いわゆるパラパラアニメですね(笑)

 先生から最後に、「クリエイター(創造主)がどう創造していくのか、クリエイターがどんなことをアニメーションの中に思いを込めているのか、アニメーションの基本の動きを知れば、もっとアニメーションが面白くなる。」との言葉。広島では、世界のアニメーションに触れることができる『広島国際アニメーションフェスティバル』が、2年に1度開催されます。今年は8月18日(木)から22日(月)までの5日間。これからは、アニメーションを“創造主の仕掛け”の目線で楽しむことができそうです!


■レポート/大田 真奈
■写真/角田 茜

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<授業詳細>
 

2016年08月04日(木) 19時00分 ~ 20時30分   

教室:KITCHENETTE R[a:r] cafe

 

 

広島にアニメーションの夏が来る!!

8月18日から始まる『広島国際アニメーションフェスティバル』は、
なんとアカデミー賞公認!
世界4大アニメーションフェスティバルの一つとして、
国内外に影響力を持ち、広島が世界に誇る映画祭です。

ところで…アニメーションって何ですか?

「どうやってアニメーションは生まれたの?」
「1シーンにどれくらい製作時間がかかっているの?」
「世界ではどんなアニメが主流なの?」
「CGってアニメーションなの?」

映画やテレビなどで、子供の頃から慣れ親しんでいるけれど、
知ってるようで知らない『アニメーションの世界』。
あらためて原点に立ち返った時、
なかなか人に聞くことができない素朴な疑問が浮かんで来ませんか?

この授業は『アニメーションってなに?』を考え学ぶ時間です。
先生は広島市立大学 芸術学部 デザイン工芸学科 教授の笠原浩さん。
初心者にもわかるアニメーションの楽しみ方を教えていただきます!! 

オシャレなカフェ空間『KITCHINETTE』を教室に、
仕事終わりでブラリ気軽に立ち寄れるアニメーション授業で、
アニメーションが持つ本当の力と出会ってください!!


---『広島国際アニメーションフェスティバル』----------------------------------------
 2年に一度、JMSアステールプラザを舞台に行われるアニメーションの祭典。世界各国・地域から応募される最新の短編アニメーション作品から公開審査によりグランプリ等の優秀賞を選定する『コンペティション』、『国内外の優れた作家の特集』、『長編作品』、『子ども向け作品』、『ワークショップ』、『セミナー』、『シンポジウム』etc、実に多様なアニメーションに関するコンテンツが広島に集結する。
 また、娯楽としてだけではなく、国や言語を超えた人類共通のメディアであるアニメーション芸術の国際的振興と、アニメーションを通じた国際的相互理解を深めるという強い目的も掲げられています。第16回目の今年は8月18日(木)~22日(月)までの五日間。会場はJMSアステールプラザ。
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【授業の流れ】 
18:45 受付開始
19:00 授業開始
・笠原先生による「初心者にもわかるアニメーションの楽しみ方」
・記念撮影、レポート記入
20:30 授業終了

【集合場所】
KITCHENETTE R[a:r] cafe

【持ち物】
筆記用具
※カフェでのワンドリンクオーダーをお願いします。(実費がかかります)

【入場】
集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。
なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。

【交通手段】
お車でお越しください。

【当日連絡先】
070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局)
※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。


(授業コーディネーター キムラミチタ)

 

 

<先生>

笠原 浩 / 広島市立大学 教員

東京芸術大学大学院修了後,同大学で教鞭を取る傍らNHK他、東京都公共施設の教材映像、イベント映像等をCGアニメーションで制作。2000年より広島市立大学の教員となり、デザイン実技教育ならびにアニメーション研究を実践している。

 

 

 

 

<教室>

KITCHENETTE R[a:r] cafe

住所:広島市中区大手町2丁目6-25
 

広島出身の建築家・谷尻誠氏主宰の「サポーズデザインオフィス」が設計したカフェ&バー。中町にある広島の老舗カフェR[a:r]caféの系列店。

 

 

 

カテゴリ:【美術】
言 語 : 日本語のみ
定 員 :10人

参加対象:どなたでも

 

 

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