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​お知らせ

呉まちさんぽ

呉のまちの昔と今を見ながら、みんなで散歩。

今回の先生は入船山記念館スタッフの南川智子さん(なんちゃん)とNPO法人くれシェンド、プロジェクトマネージャーの小野香澄さん(ぼんちゃん)の女子二人。現在大ヒット中の映画「この世界の片隅に」の舞台にもなっている呉の街を存分に味わってきました。 まずはJR呉駅にて集合し、自己紹介。学生さんの参加目的は「呉を知りたい」「観光協会のメンバーで勉強のため」「映画『この世界の片隅に』を見て」などさまざま。 入船山記念館に移動し、企画展「軍港・呉のメインストリート」をなんちゃんの解説つきで見学。呉は明治19年に軍港として設置されると、急速に発展を遂げ、県内初の路面電車も走っていました。広い長官官舎を実際に見て回り、その豪華な造りに一同驚きの声。記念館内にある番兵塔は映画の中のワンシーンにも出てきます。 その後、二人の先生の解説のもと、呉のまちあるきマップ片手に本通り、中通り、れんがどおりをトコトコと散策。かつて海軍が通勤していた風景写真と現在の通りを見比べることで、それぞれの通りの歴史を実感することができました。 れんがどおりではお茶屋さん「春華園」にて、おいしいお茶の入れ方講座を体験。コツはお茶の葉の量がやや多め(10g)がいいとのこと。今後試してみたいと思います。茶葉と抹茶チョコレートのプレゼントまでいただき嬉しかったです。 路地に入ると、地元民でないと分からないお店解説がスタート。おいしいお好み屋さん、夜しか営業していないコーヒー屋さん、駄菓子バー、実年齢よりすごく若く見えるオーナーの洋服屋さんなどなど。 現在、イベントの一環として、商店街のお店の中には、大正、昭和など昔の写真が飾ってあります。ぼんちゃんは言います、写真を置いてもらうことで、お店の人と仲良くなることができたと。最初は初対面で、口も聞いてくれなかったらどうしようと思っていた商店街の人と写真をツールに次第に打ち解け、昔の思い出話まで教えてくれるようになったとのこと。つながりが薄れてきてると言われる商店街や地域で、いろいろなお店で立ち話をしている先生を見て地域のあるべき姿を実感しました。 最後に学生さんから「今回教えてもらったおいしいお店を目的にまた呉に来たい」「映画を見直したい」「新旧を実感できる斬新な内容だった」とコメントをいただきました。先生も学生さんのコメントを聞いて、やってよかったー!と大感激。その情熱は学生さんやスタッフにも十分伝わりました。呉を愛する二人の素敵な先生との出会いにも感謝です。 ■レポート/堺原 恵 ■写真/久我 遥

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2016年12月11日(日) 13時00分 ~ 16時30分

教室:呉のまち - 中通りと本通り界隈 -

現在公開中の映画「この世界の片隅に」は、昭和20年の呉が舞台。 戦争に遭いながらも強く生きた人たちの日常やまちの風景が描かれています。 今回の授業も、呉のまちが舞台。 軍港指定により整備され、呉空襲により多くが焼失した、呉のまち。 JR呉駅から少し歩くと、レトロな雰囲気を残しながらも、新旧が混在する商店街があります。 実はさまざまな変遷を経て、現在のかたちになっていったのです。 呉の歴史を建物の魅力とともに伝える、入船山記念館の南川智子さん。 呉のまちと人をつなぐ活動を行っている、NPO法人くれシェンドの小野香澄さん。 こちらの女子2人を先生に迎え、呉のまちを一緒に散歩します。 まずは入船山記念館で、明治から昭和初期に撮影された写真を見てみましょう。 まちの歴史を知ったあとは、実際に、呉まちさんぽへ。 現在と昔を見比べたり、老舗や若き店舗におじゃまし、お話を伺います。 女子2人と歩く、呉のまち。 各店でお話を伺うと、まちの知らない歴史が見えてきます。 このまちが、今、どんな風に愛されているのか。 お店の方々が、どのような思いで営まれているのか。 普段なにげなく歩いているまちを、ちょっと違う角度から歩いてみませんか。 授業前に映画を見て予習をしておくと、よりいっそう楽しめるかも。 【授業の流れ】  13:00 JR呉駅集合 13:15 授業開始/入船山記念館へ移動 〇入船山記念館でむかし写真を見よう 〇呉のまち歩き・お店の人に話を聞こう 16:00 ふりかえり・記念撮影・レポート記入 16:30 授業終了 傷害保険代等(リクリエーション保険)として100円を頂きます。 【集合場所】 JR呉駅 改札口前 【持ち物】 歩きやすい格好、実費100円 【入場】 集合場所へは、授業開始時間までに必ず集合して下さい。 なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。 【当日連絡先】 070-5522-9638(ひろしまジン大学事務局) ※緊急のご連絡の場合のみ、おかけ頂きますようお願いいたします。 (授業コーディネーター 大田真奈)

<先生>

南川 智子 / 入船山記念館スタッフ

1988年広島市生まれ。江田島市在住。 神戸芸術工科大学 卒業。大学で環境建築デザインを学ぶ。 2012年より江田島にある歴史的建造物「海友舎(かいゆうしゃ)」を後世に残したい想いを持った仲間とともに「ぐるぐる海友舎プロジェクト」を設立。建物を拠点に地域内外の人をつなぐイベントを企画するなど活動中。2015年より入船山記念館に勤務。

小野 香澄 / NPO法人 呉サポートセンター くれシェンド / NPO法人 SYL コーディネーター

1984年広島県呉市生まれ。呉市在住。 早稲田大学第二文学部卒。学生時代はカンボジアの孤児院支援をする学生NGOの活動に没頭する。卒業後、TV番組の制作会社に就職しディレクターとして経済ニュース番組などを担当。取材の中で「伝える」楽しさと、自分の興味が「地域」と「映画館」にあると気づく。 2015年12月、呉に戻る。2016年1月、呉市内のまちづくり支援をするNPO法人 呉サポートセンター くれシェンドに参加し、まちあるき企画や広報を担当する。 そこでの活動をきっかけに、2017年9月に呉市中心市街地の活性化を目的に設立したNPO法人 SYLに参画。 やはり「伝える」が好きなのだと実感しつつ、今いる場所が楽しくあるためにどう生きるのか、絶賛模索中。

<教室>

呉のまち - 中通りと本通り界隈 -

【集合場所】JR呉駅 改札口前

明治19(1886)年に軍港指定を受けてから、呉のまちは整備されていきます。呉のメインストリートとなった本通りに、明治42年(1909)年、路面電車が開通。海軍関係者や呉工廠に勤める労働者が娯楽を求めて集まりはじめました。その賑わいは本通りと並行する中通りにもおよび、本通りと中通りは軍港・呉を代表とする繁華街となりました。 昭和20(1945)年の呉大空襲により市街地の建物の多くは焼失しましたが、建物や場所を変えながらも続く老舗があります。また、近年、呉のまちに想いを持つ新しい店も増えています。

カテゴリ:【まち歩き】 言 語 : 日本語のみ 定 員 :8人

参加対象:どなたでも

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